山の古別荘のDIY記

小物をアンティーク化 その1

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 昭和年代に作られたマンションの一室を、現代の流行に合わせて改造していくには、壁とか押し入れなどの大きな物ばかりでなく、最初から備え付けられてある備品なども変更していきます。


 と、その前に・・・
 貸し部屋の備品は商用ですから失敗は許されません。
 一つ間違えればアンティークどころか抽象芸術作品になりかねない。 ゲイジュツハバクハツダ!

 幾つかのテストを行ってから実践に入って行こうと思います。








 用意したのは100円ショップで売ってある、木製のアンティークボックス。
 無塗装でペラペラ。
 大きさは10センチx20センチほどの小さな物。







 一体何の木を使ったらこんな軽いのが出来上がるんだ?って言うぐらいちゃちいっす。

 これに塗装をかけてみます。




 最初に木部の表面にいくつかの傷を付けます。
 Old感の演出というやつです。☆(ゝω・)v







 もう面倒だからサンドペーパーはかけない。
 そのまま色を塗っちゃいます。







 使った色は、ポアーステインのグラスグリーンとホワイトを混ぜた物。混合比はテキトー
 二つの色を混ぜ合わせず、ごっちゃになったそのままの状態を筆にとって塗っていきます。
 パステルグリーンと言えばいいかな。









 塗るのも非常に適当。( ̄□ ̄;)!!
 ムラがあっても気にしない。
 色むらがアンティーク感を出すだろうと予想してのこと。










 こんなん出ました~!


 塗料が乾いたらウエスで拭き上げます。




 ここで幾つか失敗していることに気がつきました。(;´Д`)ノ
 木と木の隙間が狭すぎて、ウエスがきちんと入らない。
 これにワックスを塗ってもきちんと拭ける自信がありません。


 ゴシゴシと磨き上げて無駄な塗料を拭き取ります。







 いや、これはこれでいいんじゃないか?(゚Д゚;)!!



 かわいくなって、ちょっぴりオシャレになりました。
 塗装のムラが微妙にアンティーク感を出しています。







 小物入れにちょうどいい。(*。*)










 次の作業はこれにブライワックスのジャコビアンをかけてビンテージ感を出すことだったのですが・・・・

 頭の中で二人の私が喧嘩を始めました。



 天使の私:「おい!これいいじゃないか。十分だよ。これでフィニッシュにしてしまいなよ。(*゚ー゚*)」

 悪魔の私:「おいおいおい! これで最後って言うんじゃないだろうな!最後までやっちゃえよ。」


 天使の私:「失敗したらまた同じ物買って来なきゃいけないぞ。 店にはこれ一つだけだったろ。」

 悪魔の私:「弱気でどうする。 ジャコビアンたっぷり塗って渋く決めようぜ!(゚∀゚ )」


 天使の私:「ダメだよ。他の木片でテストしてからやろうよ。取り返しつかないぞ!(・ω・;) 」

 悪魔の私:「たった108円の木箱じゃねーか。 行け行け! きっと素敵さ!(゚д゚)ウマー」






 とにかく、ジャコビアンという色が何色のステインに合うのかわからない。

 ↑疑問はこれです。
 ジャコビアンじゃなきゃダメなんだよぉ!(;゚◇゚) 








 今まで扱ったことがない未知のカラーです。
 チークとかオークの色にジャコビアンを塗っているのは、他の方のページでもよく見かけます。
 ところが、ピンクとかグリーンとかに塗っているのはまず見かけない。

 もしかするときれいかもしれないし、もしかするとダメかもしんない。
 ネットを検索しても、そんなことにチャレンジしているページは見あたりません。


 「無いのならば、作ってしまえ!」



 しばらく木箱を見つめ続けていた私は、木箱にワックスを塗ることを中止して、木片でテストをしてみることにしました。
 やってみる価値は十分に有りです。


 さっそく木片作りに取りかかり、幾つかのデータと、新たな発見を得ることが出来ました。
 ご希望があるならば色見本などアップします。










 パステルグリーンの木箱。

 実は余計なことをして、一部致命的な失敗を犯してしまいました。(>ω<)
 アンティークさを出すために更に傷を付けてみたのですが、変なふうな傷が入っちゃって修復不能。
 それを誤魔化すために、中段の木部にブラックオリーブという色を塗って濃くしました。


 どうせ変になったのだからいいやと、思い切ってワックスを塗ってみます。







 うーん、好みは別れるところだな。(;´Д`)ノ










 続きまして、これも100円ショップで購入してきた小さな木箱です。







 これもペラペラの木。
 つぎはぎで木目も一定ではなく、部分的に白の塗料でも塗ってあるのかと思ったがそうではなさそう。
 10x20の小さな木箱に何を入れるんだ?

 パンツでも入れおこうか。


 


 これに色を塗ります。
 カラーは新入荷のブルー

 ブルーの原液は色が濃いめなので、水で2倍に薄めます。







 *このブルーですが、塗るのは白っぽい木の方が良いです。
 褐色の木や黒褐色の木は下の写真のように汚らしく見えます。
 これはこれで味わいなのかもしれませんが、あまりお勧めはしません。












 手に持つ部分だけ塗り残して、2回に分けて塗ったら段差が出来ちゃった。(;´Д`)ノ
 塗る時は一面なら一面全部塗らないとダメだね。 肝に銘じておこう。







 乾燥させてウエスで拭き上げたら、ワックスを塗ってみます。



 ん~・・・ このままでも十分にきれいなんです。('◇')ゞ







 塗らない方がいいんじゃないかという気がまた・・・


 このブルーにはジャコビアンやブラウン系のワックスはダメ。
 汚くなって全てが台無しになってしまいます。
 無色のクリアをチョイス。


 箱が小さすぎて持つところが無くなるのと、拭くのが困難なので木箱の内側は塗りませんでした。


 心持ち青みが強まって、濃い感じになりました。







 ワックスを塗ることで微妙な色合いになっちゃいました。(;´Д`)ノ


 この色は難しいなあ。










 次回は本番。
 住宅使用の小物類の塗装にチャレンジします。


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