山の古別荘のDIY記

軒天を開けてみた

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 ベランダのペンキ塗りの後のことです。
 帰る時間が迫ってきているが、以前から気になっている軒天の破損を調べてみました。
 脚立を持ってきて軒天下部を指で押してみます。

 じとっと湿っていて、化粧板全体も腐っているのがわかりました。


軒天の破損



 カッターやらノコギリやらを持ってきて化粧板を開けてみることにします。
 フニャフニャになっているのでカッターで簡単に切れ目が入っていきます。

 切れ目に沿って指を突っ込んで下に押し下げた途端・・・・


 バサバサバサッ!!


 顔面に割れた化粧板と共に土が落ちてきました。



 つ・・・つち??? (×_×;)


 いやああああぁぁぁぁぁ!! 



 私はもう泥だらけ。(;´д`)
 それでもやめるわけにはいきません。
 めくることが出来る部分を、どんどんはがしていきます。
 その度にかなりの量の土が上から降ってきます。


 どうやら、雨樋に溜まった落ち葉やらゴミがあふれて、鼻隠しを腐らせ、空いた隙間から内部へと侵入して軒天の裏側に大量に流れ込んでいたようです。
 落ち葉やゴミは長い年月のうちの腐葉土となってここに溜まっていたようです。
 よくシロアリがいつかなかったものだ。


 化粧板の腐っている部分の大まかなところを取り去ると、内部の様子がはっきりと見えてきました。

 垂木は腐ってボロボロになっています。(>ω<)

 野路板も腐ってはがれ落ち、防水シートがむき出しになっています。(T_T)

 鼻隠しも、破風板も上部は腐り、木食い虫にやられてボロボロと崩れていきます。
 (^◇^)アハハハハ

   


軒天の破損
 腐った木を取り除いたら、破風板の上部から向こう側が見えた。 



 こうなったら木材はもうダメです。
 エポキシボンドなんかで修理しても元には戻りません。
 木材を全て新品に交換するしかないのですが、そのためには屋根材をはがして、垂木と野路板を敷き直す必要があります。
 それはもうプロのお仕事。


 時間がどんどん無くなってきていますが、台風による雨の吹き込みを防ぐため応急処置を施します。
 雨が吹き込んで他の健全な部分にまで湿気が回ると、屋根全体に悪影響を及ぼします。
 水が侵入しないように、隙間に板を貼って防水します。

 雨樋を支えている金具を外します。
 ホームセンターで買っておいたベニヤ板を2枚、鼻隠しと破風に釘で打ち付けます。
 再び雨樋の支え金具を釘で打ち付けます。
 空いた隙間と屋根の端の腐った木に、パテを塗っていきます。
 撥水性を出すため、ベランダで使用した木部塗料を上から塗ります。

 パテは乾いていませんが、お構いなしに塗ります。


軒天の破損 応急処置
 


 軒天の化粧板をはがした部分は乾燥させるために、開放したままにします。
 屋根からの雨漏りが原因なのか、雨樋からのあふれ水が原因なのか今のところわからないからです。

 
軒天の破損 応急処置


 あくまで応急処置ですが、木部が乾燥したら防腐剤を塗り、パテやボンドを使用して、屋根材がこれ以上腐らないように修理していくつもりです。
 大工さんを呼んで屋根を直す費用は今は無いから、いつの日か屋根全体の葺き替えをするときにいっしょに修理してもらうつもりです。


 最後に、シロアリ・木食い虫除け殺虫剤を全体に吹きかけ終わり。

 上から屋根を撮影してみると、あまり目立たない・・・と言うことにしておいてくれ


軒天の破損



 この開いた空間をベニヤで蓋をするまで何週間もかかるでしょうね~。(>ω<)


 もう、今回はヘトヘトになって帰路に就きました。






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