山の古別荘のDIY記

飛び石に御影石

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 中途半端になっている玄関横の階段の砂利敷き。






 今回も追加の資材を購入してきました。






 御影石 大2枚 小6枚
 白色玉砂利 45kg
 五色玉砂利 40kg

 この御影石は大で700円、小で300円ぐらい。そんなに高くないっす。


 階段に飛び石を配置するというのはあんまり見ないので普通はしないのでしょうけど、そんなやり方あってもいいなと思いました。

 何を置こうかなと。
 レンガにするか石にするか。
 ホームセンターの園芸コーナーで物色すること30分。
 ふと目に止まったのが山積みされた正方形の御影石。
 厚みが薄くて価格も安い。

 砂利層を厚くしなくても済むし、地面を彫り込まなくてもいい。
 あまり重くないので運ぶのも楽。


 さっそく落ち葉を掃除して雑草を抜き、石の大きさの分だけ玉砂利を除けて配置してみました。







 階段一番下の広い面には大きな御影と間に小さな御影を二つ。
 格段には小さな御影を一つずつ。







 うん、ちょっとは引き締まったかな? (*゚∀゚)



 砂利も補充して地面が見えている隙間を埋めていきます。

 玉砂利を除けた際に土が混ざって汚れたので、御影石も粉っぽく汚かったので同時に水をかけて洗います。







 黒っぽい石は黒御影。
 アクセントに3つ配置してみました。(^ヘ^)ウーン

 階段下の小庭が草ぼうぼうの汚いままなので全体を通してみるとちぐはぐですが、この部分だけ見たらちょっとこぎれい。

 これでいいっか!!




 しばらくして石が乾いてくると・・・







 黒い色が失せてきます。

 乾いてしまうと普通の御影石と変わらないぐらいの色に戻ってしまいました。(;´д`)アレアレ


 雨が降った時だけに現れる飛び石のアクセント。


 結局、白玉砂利、五色玉砂利が一袋ずつ余ってしまいました。
 余った玉砂利はまた別の場所で使用するか補充用にします。









 住まいしているのが関西と言うこともあって、いにしえの都が近く、今までに多くの寺社仏閣を訪れてきました。
 名高い古刹とか名園も数々見てきたわけですが、今までは『この庭は何を表現しているのだろう。』とか、『どこから見たら一番美しいのだろう。』という視点でしか見たことがありませんでした。







 庭を造る側の視点に立って観察したことがないので、樹木や石の細かい配置とか、構図とか全く頭に残っていません。
 いざ、自分で砂利を敷いて、飛び石を配置する段になって、今まで見てきた物は何だったの?とあきれかえるありさま。

 古都の神社仏閣の庭は、当時の貴族やら大名達が金と暇に飽かせて、大きな石やら見事な銘木で構成されていて、とてもじゃないけど私のような貧乏暇無し人間には作ることが出来ません
 ですが、せめてヒントになるような物を得たいと、週末に京都八幡市にある『松花堂庭園』の庭を見に行ってきました。


 松花堂庭園は八幡市運営の庭園で、お弁当の名前の由来である松花堂昭乗が庵としていた茶室などを移築して保存してあります。







 なぜ、このお庭を見に行ったかと言うと、この庭は明治初期から昭和の中期にかけて、個人の別荘宅だったんです。所有者は何人も変わって数代にわたっています。
 神社仏閣のような古い物ではなくて、現代風が取り入れてあるだろうと思って見に行きました。

 ハイ正解でした。


 竹に囲まれた敷地、移築された日本建築代表である茶室、見事な苔庭、鮮やかな芝生、多くの飛び石、竹で編まれた生け垣。
 多種多様な植物ときれいに手入れされた庭木。

 様々な物がここにありましたねえ。(*゚∀゚)

















 で、肝心な場所、一番自分が見たいと思っていた所は、残念ながら撮影禁止でして、皆様にお見せするわけにはまいりません。m(_ _)m
 すっごいヒントをたくさんいただいてきました。


 撮影できる物の中から、これは面白いな~!と思った物を幾つか上げておきます。








 まず最初に散策路に置かれてあった常夜灯(足下灯)。






 竹で枠を作って地面の砂利とは異なる色合いの玉砂利を入れ、常夜灯を置いてあります。
 電源ケーブルは地中に埋設してあるようです。
 玉砂利は雨による跳ねっ返りで汚れるのをなるべく防ぐ物でしょうか?
 これが散策路の要所要所に配置されてあります。










 屋根の形状に沿って掘られた排水路





 茶室の周囲の犬走りは小石の砂利を敷いて、更に排水路をうがってそこへ大きい玉砂利が入れられてあります。
 雨水を母家に回り込まないようにする二重三重の工夫ですね。
 建物の基礎はコンクリート造りなのにです。

 また、軒には雨樋がしっかりと付いていました。
 写真に写っている竹の棒が雨樋配管。





 排水路の雨水は竹の配管を通って手水回りから池へ行ってます。
 下水がきちんと構築されていたので、この竹の配管は演出の物だと思います。
 実際に雨水の全てを流しているわけではないですがおしゃれに見えますね。




 写真に納めてくるのを忘れましたが、砂利の小道。

 庭や山道など、草を刈って人間が歩くと、雨などによって次第に掘れてきます。
 幅50センチほどの細く掘れた道に飛び石を敷かず、砂利で埋めて小道としていました。









 これだけのお庭。
 落ち葉が舞い散る季節になってきたのにあまり落ち葉は見かけません。
 手入れだけでもたいへんだろうなと思っていたら。







 水路に足首まで浸かって、雑草と落ち葉を一つ一つ丁寧に取っておられました。
 こういう作業をされる方がこの日だけでも複数人。

 山の別荘では小さい庭を作ったとしても、毎回こういう作業に追われると思います。


 とてもじゃないが、今の私にはできねえ。(;´Д`)ノ




 苔庭作りって難しいんだろうな・・・


 って、よく考えたら屋根に生えてたわ。(ノД`)・゚・ダメダヨー






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