土砂流出食い止め作戦開始
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山小屋周囲の地質は花崗岩質で、大雨による地質崩壊が起きやすい土地。
実際、建物の基礎部分の周辺の土が崩落してきて、コンクリートが浮き上がり大きなえぐれが見られます。
汚ねえ!(ノД`)・゚・
大地震でも来たらこのまま地滑りして谷底に転落していくんじゃないか?って思うぐらいの段差が出来ています。
これをこれ以上段差が広がらないよう埋めて土留めを構築していくのが当面の課題です。
とか言いながら、もう5年も放置しているのですが・・・
また、先日樹木を伐採していて見つけたのだけど、敷地の上部道路にある石垣の際の土砂が流出して、空洞が出来つつあるのを発見しました。
その部分には伐採した樹木の枝類を上に並べて、雨が直接当たらないようにしたけれど、近いうちに土留めの作業を始めないといけないでしょう。
山小屋の立地が急な斜面であるが故、長い年月で次々と不都合が表面化してきました。
今回の作業は、まず第一弾として建屋前の通路の土砂流れ防止と、建物への泥水の跳ね返り防止のための事前工作を行うことにしました。
現場は建屋前の通路の一番奥。
キッチンの下の場所。
泥の跳ね返り防止のため杉の枯れ枝を置いてある場所です。
まず、事前調査。
通路に降り注いだ雨は母屋の基礎にぶつかり、この隙間から斜面の下へと流れていきます。
土砂に混ざって少し大きめの石が露出しているのを見てもわかるように、流れてきた土が止まらず表面を洗い流しているような状況。
流れていった土はと言うと、下の基礎のコンクリート付近の段差に溜まっていきます。
植物が根を張ると土砂の流れ出しは止まるのですが、一日中日陰のこの場所ではそれも期待できないこと。
将来はこの部分にも土留めを構築してこれより下へ土砂が流れ落ちていくことを防止する予定ですが、いかんせん一人で作業を行っているのでいつになるかわかりません。(;´Д`)ノ
とりあえず、伐採した丸太を並べて土の落下を防いでいる状態です。
通路部分では水の流れに沿って土砂がどんどん失われており、偽木杭の階段端では土が失われており、大きくえぐれが出来ています。
このえぐれた状態を放置しておくと、偽木杭の基礎も浮き上がって抜けてしまいます。
(他の場所では既に倒れてしまった杭がある。)
本来ならば、ここに側溝や埋設配管などを構築して、水の流路を作ってやらないといけないのですが、建物との間隔が狭いこととプロパンガスの土台が障害になっているので、水路はもっと下の方に作るつもりです。
今回はここに土留め代わりの簡単な防波堤を置いていきます。
今日、用意したのはこれだけ。
花壇用の土留めレンガと枕木模様のコンクリート材。
それと踏み石に切り株模様のコンクリート板。
たったこれだけで\6000円以上も消えちゃったぜ。( ´Д⊂ヽ
今年に入って値段がぐんと跳ね上がった気がする。 これらを使います。
用意したレンガ類を軒の下に並べて仮配置してみます。
個数は枕木板が1個余るぐらいでちょうど良い感じ。
砂利が敷き詰めてあるので熊手で表面を掻き出してならします。
表装には木の根がはびこっていてやっかい。
根を強引に引きちぎりながら掻いていきます。
地面を馴らし終えたらシャベルで溝を掘っていきます。
まだ涼しい気候なのにこの時点で汗だく。
汗の臭いに誘われたのか小さな羽虫が頭の上を旋回し始めて非常にうっとうしい。(;´Д`)ノ
気がついたら手首と唇の下が痒くて腫れてきてるし!
何かの虫に刺されたみたい。(;´Д`)ノ
1週間ぐらい痒かった。
深さ3~5センチほどの溝が掘れたらレンガをはめ込んでいきます。
レンガが傾かないように、前のレンガとぴったり付くように修正しながら溝を掘り進めます。
レンガがはまったら、両サイドに掻き出した土を盛っていきます。
う~ん、この場所だけ隙間が空いちゃう。(・ω・;)
石ころ詰めておくか~。
こんなもんでいいか。(*゚∀゚)=3
杉の小枝を全部どかして、この通路に敷き詰めてある砂利を熊手でかき集めます。
かき集めた砂利をどうするかと言うと、この道具を使います。
100均で買ってきたざるカゴ!!
ざるカゴに土混じりの砂利をスコップで入れます。
これを持ち上げて上下左右に振ると簡単なふるいの出来上がり。(゚∀゚)アヒャ♪
レンガの上から通路にかけて勢いよくカゴを振ると、最初に細かい砂や土、そして次第に粒の大きい石ころが落下していきます。
最後に残るのは網の目に引っかかった石や落ち葉類。
(厳密にはきちんとふるい分けられず混ざってしまいます。)
落ち葉やゴミを排除して大きな石は最後に上に通路側にバラ撒きます。
作業開始から小1時間。
だいたい出来上がりました。
一見何もふるい分けられていないように見えますでしょ。(^ー^)
これは後ほどわかります。
建物の壁が泥ハネでひどく汚れてしまっているので水で洗い落とします。
ベランダの物入れにあるホースを取ってきて散水します。
高圧洗浄機を使うと早いのですが、塗料も取れてしまいそうなので、水道水の水圧だけで水をかけます。
蛇口を開放し、シャワーのズルを手に持ってさあ水をかけようとしたところ・・・・。
バキッ!!
一瞬何が起きたのかわかりませんでした。
シャワーヘッドだけを手に持ってぼーぜん。(゚Д゚;)・・
お、折れたのか!(゚Д゚;)!!
気がつくとケツが冷たい!!
水は出しっぱなしだったので、飛んだホースから水が勢いよく出て自分のケツにジャバジャバとかかってる。(;´Д`)ノ
あわてて水を止めに走ります。
シャワーヘッドは見事に根元から折れてました。
もう6年だもんな~・・・
いや違う。
このシャワーノズルはそんなに使っていない。
ホムセンで180円ぐらいで売っていた安物だからだ。
とか言いながら新しい物は100均で購入した。
仕方がないのでシャワーを使わずホースから直接水をジャバジャバかけていきます。
一通り濡らしたら、雑巾で濡れた部分を拭き取っていきます。
水分が残っているとなかなか乾かないのでしっかりと水滴を取ります。
壁の掃除が終わったら、砂利を撒いた地面を洗い流していきます。
砂利層に含まれている土を洗い流します。
しばらく洗い流していると、ブロックの隙間から水が斜面へと流れ出して行き始めます。
強い雨が降るとこんな風に流れながら土を下へと持って行ってしまうのです。
このままだとここが川のようになってどんどん土を持って行ってしまいますので、何かの対策をしなければいけません。
床下に放置してあった塩ビパイプを持ってきて、水の流れに合わせて置いてみます。
う~ん、うまくいかない。(-""-;)
水がパイプの中を通らずに他へ流れを作ってしまいます。
別に排水のための溝を作ってやらないといけないようです。
けっこう難しい。(;´Д`)ノ
側溝作るのたいへんだし、何か思いついたら今度やってみようと思います。
一通り洗い流すと砂利の層が浮かび上がります。
砂利が足りなかったところに白の砕石を入れて埋めてやって一応作業終了。
次回はこの上に玉砂利を敷き詰める予定です。
また200kgほど運ばなきゃいけない。(;´д`)トホホ