山の古別荘のDIY記

いい加減な物置基礎

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 2015年秋の大規模修繕から約1年半。
 
 業者の手によって塗られた木部保護塗料。
 油性塗料で二度塗りされてあったのですが、雨の当たる場所がそろそろ劣化が始まってきました。


 床下の物置のステップが、僅かに屋外にはみ出しているため頻繁に雨がかかります。
 特にこの箇所は土足で踏みつけるので、余計に劣化が激しい場所です。
 ご覧のように、少しずつ塗装にめくれが生じてきました。





 今夜から雨で、これから梅雨に本格的に入って長い間雨ざらしになるので、今日中に塗装をし直します。
 ペンキ道具を出すのでついでにベランダの一番上の手すりも、重ね塗りを施すことにしました。


 まず最初に板表面に付いた泥汚れなどをきれいに拭き取ります。
 雑巾ワイパーを持ち出し、洗剤を薄めた水で丁寧に拭き上げます。





 細かいところやワイパーが入らない隅っこは、手作業で拭き取っていきます。

 ステップの床板や手すりをきれいにしたら、今度は塗料のめくれが生じている場所にサンダーをかけて、浮いている塗膜を取り去ります。





 塗膜が浮いているのは、この前面のスノコ板部分だけなのは助かります。

 あと、前回継いだ柱の段差部分ももう一度サンダーをかけて手直しします。
 柱の側面の欠けた部分は、キクイムシによる穴が数カ所開いたままになっているので、サンダーで表面を整えた後に、キクイムシ用殺虫剤を注入し、その上からパテ埋めをしておきます。

 パテがある程度固まるまでの間、手すりやステップ表面に刷毛でペンキを塗っていきます。
 ステップが終わったら柱の順番。
 パテがまだ固まっていないので優しくパテを剥がさないように。





 塗料塗りは仕事でも行いますし、何年もやってると要領がわかってすっかり慣れちゃって手早いです。



 一番下に下りて最後の1本の柱の根元を塗っていたら、根がらみが動いた!





 よく見るとどうやら釘が腐って折れてしまったみたい。
 前回、半年前に柱修理をした時にはこの根がらみは外れていませんでした。
 塗装を施したのですから記憶に間違いはありません。

 動かして確認していると、いつの間にか後ろにいた我が子のケラケラ笑う声。


 「あはははっ! 隣の柱が動いてるよっ!! m9(゚∀゚) 」


 (;゚◇゚) 




 根がらみの板を左右に動かすと、隣の柱もゴツゴツと音を立てて左右に振れる。
 釘が腐って外れたからと言って、根がらみは他の複数の柱に固定されてあるのだから、左右には絶対動くはずはない。


 どないなってんねん?


 斜面を一度下りて、物置の下部に回り込みます。
 根がらみを見てみると真っ二つに折れています。(;´Д`)ノ






 隣の柱を見ると・・・






 宙に浮いとるやんけっ!!(;´Д`)ノ


 約5ミリほど持ち上がって宙に浮いてます。

 この柱は、


  何の意味もない~♪

     何の意味もない~♪
 
        何の意味もない~♪

          何の意味もない~♪


 お笑い芸人の小島よしお氏のギャグが頭の中を回ってます。(;´Д`)

 腐った柱も宙に浮いていたので、このステップは物置小屋の大引き1本で支えられていたようです。


 「それ、浮いててだいじょうぶなん?」
 子供が聞いてきます。
 「いや、これ1本ぐらい浮いててもだいじょうぶやろ。 大勢に影響は無いっ。(-_-#)」
 「道具買ってきて今度修理する。」
 と、誤魔化します。


 根がらみは金属ステーでネジ固定しますが、浮いた柱をどうするかですね。
 ステーがないので次回にします。

 とりあえず、塗装を最後まで済ませて完成。






 しかし、いい加減な作りだな、この物置小屋は。(;´Д`)ノ
 全部コンクリートの基礎に乗ってるだけで固定されていない。
 本当に大きい地震が来たら外れて落ちるぞ。


 ってか、この物置の基礎も怪しい。






 柱が浮いているのは、前回の修理で一番左の柱をジャッキアップしたせいかと思ったが、どうやらコンクリート基礎がずり落ちているのが原因のようだ。
 何かいい手を考えよう。 



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