山の古別荘のDIY記

給水配管を修復する

★目次ページに戻る





 昼飯を食べたらすっかり表へ出る気が失せてしまった。( ̄▽ ̄;)

 また灼熱の地獄へ戻って汗まみれになって作業するのかと思うと気が萎えてしまう。


 こんなに暑いのだから、そろそろ日本も、

 シエスタを導入したらどうだ?


 午前中に頭に巻いていた汗止めタオルは完全に限界を超えていたので、新しいタオルを取り出してきて巻きます。
 作業道具と塩ビパイプを玄関に運んで用意して、作業用のブーツを履き、勇気を振り絞ってドアを開けます。





 あう・・・、あつい・・・・


 景色が白い・・・(;´Д`)
 日差しがまるでハワイの町中のよう。



 雨にも負けず
 風にも負けず
 雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫な体を持ち

  -中略-

 日照りの夏は涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き
 みんなにでくの坊と呼ばれ
 ほめられもせず
 苦にもされず

 そういうものに・・・



 私はならなくてもいいっ!!(TдT)ノアーウ… 


 只今の気温35度(推定)。

 暑い日中は昆虫たちは鳴りを潜め、小鳥たちは木陰で休んでいて、森は案外静かです。





 配管の修復作業に入る前に、一つだけ別の作業をやっておきます。
 中途半端な物置の基礎。
 その柱の1本が完全に手抜きされているのを補強しておきます。




 こんな仕事するかよ!? 普通よお!! (▼、▼メ)


 柱の寸法が足りなかったのか、継ぎ足しでブロック状の木を噛ませてあります。
 土台がずれてきたのか隙間が空いてしまっていますが、微妙な点で荷重がかかっていて外れることもなく、先日の地震もここら辺は揺れが弱かったせいか落ちてしまうことはありませんでした。
 でも、あの震度6クラスがこの地を襲えばこのブロックは外れて、物置は転倒してしまうでしょう。

 とりあえず噛ませてある木から外れてしまわぬようコースレッドで固定します。





 75㎜のコースレッドを斜めに打ち込んでいきます。
 一面に2本ずつ、三面に計6本を打ち込みました。





 母屋の下の乾燥しきった斜面を歩くだけで砂埃が舞い上がります。
 ジワジワと汗がしみ出してきている腕に砂がかかって気持ち悪い。(>ω<)

 強い地震だとコンクリートの基礎土台自体が動いてしまう可能性があるので、鉄筋杭を打ち込んで動かないようにする予定ですが、それはまた涼しくなってから。





 インパクトドリルと延長コードを片付けて物置の山側、母屋の下に潜り込みます。





 完全に破断してしまっている給水管。
 前回と同じ方法で交換しただけでは、また数年後に破断してしまいます。

 まずはどこからどこまで劣化が進んでいるのか調べます。


 脚立を立てて物置の上を覗き込むと、物置上部に乗せてある配管も亀裂が入っていました。




 ほぼ全部交換。
 
 ここらへんぐらいから大丈夫だろうと思える位置から既存配管を切断。
 サンドペーパーで表面を削ります。

 新しい塩ビ管と継ぎ手を接着して準備していきます。




 接着してしまう前に、塩ビ管を物置の上に置いてみて、方向と高さを定めます。




 問題は物置の端から、向こう側の柵までの区間。
 この区間には筋交いの棒が1本有るだけで、塩ビ管を吊るための物がありませんでした。
 約2.5mの区間ですが、塩ビ管がしなってしまって自重に耐えられず劣化と共に破断したようなのです。



 前回撮影した塩ビ管がしなっている様子。


 で、どうやってこの塩ビ管を要所要所で支えてやるか。

 床下の構造はH型鋼が組まれています。
 H型鋼のエッジに何か引っかかる物があれば、針金で吊してやることが出来る。
 そのような金物が必ずあるはず。
 だけど、その名称がわからない。


 前回帰ってから、いろいろと探していると、会社の隣の建物にこういう物があるのを見つけました。




 形鋼のエッジにネジ止めするだけでパイプを固定していっています。
 このパイプは電源線が入っています。 

 こりゃ簡単に留められるな。( ゚∀゚ )

 ネットの写真検索で類似の物を検索してみましたらありました。


 Amazonでは亜鉛メッキよりステンレス製の方が何故か安かった。

 『パイラック 吊り金具』という代物。


 4個買って持ってきたのに1個どこかへ行って見あたらない。(T_T)

 この金具を形鋼のエッジに固定してそこから針金で吊していきます。


 母屋からヒモを持ってきて、物置と柵の間にはります。




 このヒモに沿って高さと勾配を合わせ、塩ビ管を沿わせていきます。

 先ほどの吊り金具をH型鋼のエッジに固定していきます。





 高さが2m以上ある場所なので脚立を立てて乗っていますが、地面が傾斜地なので非常に危ない。(;´Д`)ノ
 ちょっとバランスを崩すと脚立ごと転倒しそう。
 傾斜面に脚立を立てられる何か良い物は無いもんでしょうか?
 片方の脚が縮む脚立があるけれど使い勝手が悪い。

 金具を取り付けたら針金を通して吊しながら、塩ビ管をジョイントしていきます。





 古い方の塩ビ管を吊っている針金を外したら、エルボが割れてしまっていました。
 VP管ってこんなに劣化が早いものでしょうか?(・ω・;)

 物置から柵までの区間は下から見上げるとこうなっています。




 予備のエルボとジョイントを使って柵側の配管につなぎます。
 パーツは全て使い切ってしまいました。





 これで一応完成 ・・・・

 と、言いたいところですが、各部の劣化が著しくて通水テストしてみないと何とも言えません。
 テストには今の時期で2-3時間乾燥させないといけないので、今日はもう無理。
 パーツも全て使い切ったので破損が見つかっても修理出来ないし。

 次回テストしたら、あちらこちらから吹き出したりして・・・(;´Д`)ノ


 それにしても暑い上に日差しがきつい。
 日の当たる場所に立っていたら、暑いと言うより痛い。
 日本の夏はいつから熱帯になったんだ?
 脱水症状寸前。

 既に全身汗びっしょりで、パンツまで濡れてまさあ。

 
 ミネラルウォーターを一気飲みしても乾きが止まらない。(T_T)





 もうこれ以上の屋外作業はやる気が起こらないので、シャワーを浴びてエアコンの効いた部屋で涼みます。
 連休で道路が混みそうなので早めに帰宅します。

 最後にベランダに出て森を眺めていました。





 小さなイガが出来ていました。
 これが大きくなる頃にこの厳しい夏が終わります。
 不受精だと途中で落ちてしまうが。

 直射日光の当たる所にしか実がならない性質と言うことで、木のてっぺんの枝だけイガが出来ています。
 ダッシュ村のHPに書いてあった。
 害虫防除の農薬を撒いたり、実を収穫するにはこの木は高すぎる(樹高推定10m)。

 これも涼しくなったら周囲を少しずつ手入れしていき、低い枝にも実がなるようにしましょう。



★目次ページに戻る

▲このページのトップへ



トップページに戻る