山の古別荘のDIY記

惰性で塗装作業

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 午後からゆっくり休むつもりでした。

 ・・・でした。(;´Д`)


 物置へ道具を片付けようとして、ふと横の柱を見たのがそもそもの間違い。

 見つけてしまいました。





 塗膜が剥がれてきて、ひどく錆が浮いています。

 見つけてしまったら気になって仕方がないです。
 少しだけ補修をやることにしました。

 研磨スポンジのサンドパットとサビ鉄ペンキスプレーを持ってきました。
 サンドパットでケレン作業をします。





 脆くなった塗膜がどんどん剥がれていきます。
 出来るだけ錆も落とします。

 この隙間は電動工具が入りにくいので、手作業で行うしか方法がありません。





 ある程度錆を落としたら、サビ鉄ペンキのスプレーで塗装します。





 また数年したら錆が浮いてくるんだろうな。
 
 このコンクリートもどれぐらい持つんだろうか?(・ω・;)
 時間を見つけてコンクリート基礎もメンテナンスしないといけない。





 コンクリートやモルタルのメンテナンスについては、だいぶと知識が身についてきました。

 素人が一番簡単に行う方法は、スチレン-アクリル酸エステル共重合体の塗料。

 いわゆるアクリルエマルジョン?と呼ばれるアクリル系樹脂の塗料を塗ってやることで、コンクリートやモルタルを保護出来ます。

 ネット通販で入手出来るスチレン-アクリル酸エステル共重合体はアルカリ性水性

 水性なので亀裂が入ったコンクリートや崩れかけた素材の中に浸透していき、中で固まります。
 油性と違い硬化速度が遅いのでゆっくりと作業が出来、深い場所まで浸透していくので使い勝手が良いです。
 アルカリ性なので、コンクリートとの相性が良く、鉄部分の錆の保護にもなります。
 しかも価格はそんなに高価な物ではありません。

 ここ数年、仕事でコンクリート面の表面保護、応急処置に使用しています。





 使い方は、商品の説明書きに従って水で薄めたり、原液のまま使用したり、モルタルに混ぜたりして使用します。
 コンクリートの塗布面を高圧洗浄機やケレン作業で汚れやカビ、劣化した塗膜などは除去してから使用します。

 塗ると乳白色の半透明の液体ですが、乾燥すると光沢を放ってコーティングされたようになります。



 乳白色の液体。(2倍希釈)



 塗り広げるとこんな感じになる。(2倍希釈)



 乾燥すると透明になり光沢が出ます。(中央部分)


 亀裂に使用するには亀裂の幅が0.3ミリ以下なら毛細管現象の力を利用して溶液をクラックに染み込ませるように塗ります。
 0.3ミリ以上の亀裂は、一度塗った後に、モルタルやアクリル補修材でクラックを埋めていき、その上から再びこの液を塗っています。









 6畳の広さで2kgから3kgほど使用します。

 コンクリートの劣化が進んでいて染み込んでいくようでしたら、染み込みが止まるまで何度も塗ると保護層が分厚くなり強化される感じです。
 使用量はそれなりに増えていきます。

 貫通している大きな亀裂では浸透が止まることがありません。(下に漏れてしまいます)
 ある程度流し込んだら、モルタルや補修材など相性の良い素材で埋めます。
 また、分離してしまっているコンクリートをくっつけるような接着効果はありません。



 こういう壁面のクラックは染み込ませるのが難しいですが、水の浸透は抑えられている模様。


 アクリル成分なので寿命が短めと思います。

 3年前から使い始めました。
 単体では紫外線に弱いようで、雨だれなど水滴が落ちる箇所では、塗布3年目ぐらいで少しずつ塗膜が薄くなってきた感じです。
 使用に当たっては、モルタルやコンクリートの表面保護に塗布した後に、トップコートなどの塗料を上塗りすることをお勧めします。

 現在も経過観察中の箇所が何カ所かあります。


 使用出来る素材: コンクリート、モルタル、石材、金属、木部

 作業工程: 洗浄、ケレン → 一度目塗布 → 大きいクラックなどは穴埋め補修 → 二度目塗布

 条件: 水性なので晴天時にしか作業は出来ません。 気温の低い冬場は硬化しにくいのでやめたほうがいいです。 ケレン作業はかなりきつい作業です。

 
 衣服に付いて乾燥すると取れません。
 刷毛やバケツなどきれいに洗っても完全に落ちません、ペンキと同じです。
 ご家庭の排水に流すと配管詰まり起こすと思われます。


 コンクリート屋根で雨漏りにお悩みの方。
 一度お試しあれ。



 スチレン-アクリル酸エステル共重合体コンクリート保護塗料、雨漏り補修材

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 ↑この商品、どちらも使用しましたが、大きいひび割れやクラックを埋めるのに最適でした。
 垂直の壁には左の補修材が使いやすかったです。





 話が逸れてしまいました。(^^ゞ

 せっかくペンキとサンドパット持ってきたので、ベランダ下の鉄骨の浮きペンキも再塗装します。



 

 ホコリと苔で隠れていますが錆も浮いてきました。
 サンドパットでゴシゴシこすって汚れと浮いた塗膜を除去します。

 ある程度きれいになったらサビ鉄ペンキをスプレーしていきます。





 やり始めたらダメですね。
 ここも汚い、そこもめくれてるでどんどん横方向に作業していきます。

 結局全部の面を再塗装。(;^_^A
 ここまでやるつもり無かったんだけどな~。





 全部終えるとやっぱり気持ちいいです。

 他の基礎部も気になりましたが、ペンキが無くなってしまいました。
 次回に続きをやるとして母屋へ戻ります。


 気温も高くて暑くて疲れてきているのであとは休憩するつもりでした。

 でも、戻る時に目に止まったのが物置の柱。





 キクイムシにやられたようです。(;´Д`)
 塗料が落ちて、小さな穴が空いています。

 これだけでもやっておこうか・・・・

 ふと目を上げると物置ステップ。





 ここは踏みつける部分なので、塗膜の劣化が激しいです。

 1箇所やるのも2箇所やるのも同じ。
 どうせペンキ持ってくるなら・・・・


 ホウ酸水と木材塗装セットを運んできました。





 ステップ全体の汚れがひどいので雑巾で水拭きしてホコリなどを落とします。





 汚れを落としたら、塗膜が剥がれた場所にホウ酸水を塗って、手すり部分から順番に塗装していきます。

 ほんの畳二畳分の面積なのでささっと済ませていきます。





 疲れが出てきてほぼ惰性!(;´Д`)ノ


 ウオルナット色が無くなったので、余っていたマホガニーに変えて塗っていきます。
 下地の色が濃いので問題はないようです。





 今年は梅雨に入るのが遅かったですね。
 これから本格的な雨期。
 今のうちにやっておいて正解のよう。

 次回は、樹木とかに問題が起きていなければ、ベランダの清掃と再塗装を行うつもりです。


 また一汗かいてしまったので、母屋に戻って少し涼みます。
 ベランダの丸木椅子にきれいな蝶が止まっていました。





 蝶だと思っていて、調べてみたらだった。Σ(゜д゜;)

 ヒョウモンエダシャク
 アセビやツツジの葉を食べるらしい。
 体内にアセビの毒素を溜め込むので鳥とかに捕食されないらしい。

 きれいな蛾もいるもんだ。



 後刻、物置ステップを見に行ったら既に乾いていて、ウオルナットもマホガニーも色の区別が出来なくなっていましたよ。





 下がちょっぴり赤いか?



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