山の古別荘のDIY記

下地処理サンディング

★目次ページに戻る


 古い塗装が残っていると、古い塗膜の劣化からその部分だけはがれが生じてきます。
 せっかくペンキを塗っても、そうなると全く意味がありません。
 古い塗装を除去するには、薬剤による「剥離」と、サンドペーパーによる「削り取り(サンディング)」とがあります。

 今回は剥離剤を使用したくない状況でしたので、サンディングを行います。

 塗装面を均一にし、素地の老朽や劣化による毛羽立ち、ささくれを取り除いてあげて、塗料が素地にきちんと乗るように整えてやる効果も兼ねています。


 サンドペーパーを使い、人力で手作業で行うのは、無限の重労働になりますので、サンディングマシン(サンダー)を使用します。
 サンダーは、BOSCH製の電動サンダー。
 会社に置いてあった物で、殆ど使わないのでこちらへ持ってきました。


ウッドデッキサンディング



 オービタルサンダーと呼ばれるタイプで、紙ヤスリが前後左右に細かく振動してヤスリ面を動かします。
 静音タイプとうたってある製品ですが、けっこう音がやかましい。
 住宅街なら苦情が来るでしょう。



ウッドデッキサンディング



 しっかりとサンディングしていくのですが、残った塗膜がかなり固くどうしても残ってしまいました。    (・へ・;;)


 特に手すりがやっかいで、板材が微妙に湾曲していて、ただ単に平面に押しつけただけでは凹みの部分の塗料が取れてくれません。

 しかも、手すりの幅が広いため、時間がかかります。
 狭い隙間からサンダーを表に出して表側をサンディングしますが、一番下段の手すりですと、しゃがんだまま手を伸ばさなければいけません。。
 暴れ出そうとする機械を押さえつけながら、落とさないようにしっかりと握らなければならず、徐々に体力を奪われていきます。(>ω<)



ウッドデッキサンディング



 「どうして塗装はがし剤を使わないの?」
 と、疑問に思われる方がいらっしゃると思います。

 ベランダの裏側は木部保護の白いペイントが施してあって、それをはがしてしまいたくなかったから。
 塗装はがし剤を使用して万一裏側まで垂れてしまったら、高所なので今の環境では一人で塗り直すことが出来ないからです。



 お昼を回り、全体の2/3ぐらいサンディングをかけたところで一旦中止。
 腕にしびれが残っています。 



ウッドベランダ サンディング
 この場所は殆ど塗膜が残ってしまった。


 補修してパテ埋めしている箇所は、指で突くと表面の硬化が始まっていましたが、完全に硬化してからにしたいので、次回来たときに整形し直します。



 この日は雨が吹き込む端の方に、防水のため少しだけ塗料を塗って終了。
 次へと続きます。



 そして、再訪。
 天気予報で台風が近づいてくることがわかっていたので、すぐに作業を開始します。
 前回やり残したサンディングの続きから行います。


 ババババババ・・・・


 山間に機械の音がこだまします。
 かなりな音なんですが、これで静音。


 じゃあ、静音じゃ無い機械はどんな爆音なんだ?( ̄▽ ̄;)


 とか思いながら作業をします。

 手すりの部分を残したのですが、これがやっぱり力がいる。
 特に手すりの反対側をやるときは、両手でしっかりと機械を押さえつけないと落っことしてしまいそうになる。ΣΣ(゚д゚lll)
 重たく暴れる機械をなんとか操ってサンディングを完了。
 またもや腕がジンジンしびれる。







 補修部分のエポキシパテはすっかり硬化してサクサク削れていきます。



ウッドベランダ 腐食補修
 これは1度目塗装後に撮影。


 このパテは練り込むときに細かい空気が入るみたいで、硬化した後の状態は、市販の2液タイプのエポキシとは異なります。
 柔らかい木材に近い感覚です。





★目次ページに戻る

▲このページのトップへ



トップページに戻る