山の古別荘のDIY記

手直しの続き

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 今年一番最初の日記の章の記事で紹介した、山小屋の近くにある中古物件がいつの間にやら売れていました。
 その物件は、別荘地内にある工務店さん直販の物件で、お金があるなら私が欲しいわい!と思えるほど入念に手をかけてリフォームされた山荘。
 購入した人はいい買い物したと思いますよ。


 他の中古物件でも良い状態の物は商談中やら売約済みの印が増えてきました。
 夏に向けて少しずつ動き始めているようです。
 一時は新規の中古物件ばかり増えてきて、どうなるのかな~?と思っていたのですが、優良物件はやはり動くのが早いです。




 で、

 こりゃダメだろ!┐('~`;)┌ ってな物件は相変わらず動く気配もありません。
 実勢相場に合わせて値下げしたりしてますが買い手が付かない。
 私がこの山小屋を購入した時に幾つも見て回りましたけど、あれでは誰も買わない。


 廃墟も山の賑わい


 と、回りから廃墟と勘違いされぬよう、私の山小屋も廃墟にならぬよう頑張って維持していきましょう。




 のぞいてみる
 ひとのけはいがない・・・
 どうやらはいきょのようだ (byドラクエ調)







 ここで、お詫び

 メニューに戻りまして、「ウッドデッキ修理」という記事がPart1のままでPart2から先の更新が進んでおりません。
 実は決定的な資料不足であることがわかりまして、ページを作りかけのままストップしております。
 その資料と言うのは・・・・

 今まで破壊してきた写真ばかり撮影していて、補修と組み立ての工程の画像が無い!( ̄▽ ̄;)

 と言うことに起因しております。

 新しく物を作るか、既存の物の修理がないと写真は撮れないわけで、当分の間その予定がないのでストップとなったままになると思われます。
 まあ、いつか撮影のチャンスが来るでしょう。


 まあ、私がそんなページを作らなくても検索したら修理方法が載ったページがたくさんヒットしますから、そちらを参考にしていてくだされ。((((((^_^;)










 前回に続きベランダ外縁の手直しを行います。







 今日は外縁の板2枚を外して組み付けるだけ。
 気楽なもんです。




 インパクトドライバーを使って既存のコースレッドを外していきます。







 前回はインパクト用のドリルビットが無くてドリルドライバーで外していたので手こずりました。
 今回はパワーがあるのでスムーズ。
 ネジ山を潰してしまわぬように配慮すればいいだけ。
 ネジ山を潰すとコースレッドを抜くことが出来なくなります。
 錆びたネジを外す時などは慎重に。









 またもやコースレッドが次々と折れていくし!( ̄□ ̄;)!!


 今回もいろいろと何かありそう。









 内側のデッキ板はベランダの内側まで伸びている長いものです。









 内側の1枚を外したら、根太の様子をチェックしていきます。







 ここが特にひどい。
 古い方の根太は触ると、木片がポロポロと取れていくほど腐敗が進んでいました。


 以前はこれ1本が、錆びた鉄釘だけで止まっていたはず。
 よく踏み抜かなかったものだ。(;´Д`)

 これ以上腐ったら困るので防腐処置を行います。

 続いて外側の板も取り外します。





 外縁のデッキ板を外した後の基礎部は、外側にもう一枚の板があてがわれていました。
 ベランダのこの部分は全体が少し斜めになってて、下部の鉄骨とツライチではないです。
 少しばかり鉄骨が出てしまうのでそれを覆い隠すために板をあてがったのだと思います。









 根太の周辺は大いに問題有りです。

 このベランダ外縁部の構造は、基礎材の上に2枚のデッキ板が乗るようになっていて、2枚のデッキ板の隙間は1センチほど空いています。







 吹き込んだ雨水は、2枚のデッキ板の隙間に溜まってしまうわけです。
 溜まった水の唯一の逃げ場はボルト取り付け部の凹みなのですが、そこに溜まった水を外部に排出するようにしておかなければ、多くが内側の根太の方に流れてきてしまいます。




 ボルト穴用の凹みは根太との隙間に隣接していた。



 しかもここは防腐塗料も塗られていないし、通気も悪いと思われます。
 根太の腐食はデッキの致命傷となるのでそれはちょっとまずい。
 おまけに既に腐り始めてるし。
 こういう配慮は大工さんしてくれてないんですよね。

 外側に排水されるように、後ほど排水路を作ってやります。





 外したデッキ板は裏返してさっそく防腐剤を塗ります。








 外側の板の一部を見てみると。。。







 これ何???Σ(゜д゜;)


 節目でしょうか? 一部分だけ盛り上がってクラック入ってます。
 手すりの陰になっていて今まで気付かなかった。
 こんな状態で放っておくなよ~。
 サンダーで削り取って修正します。



 サンダー出したくなかったんだよね~。
 小雨交じりの天気だと、水分でデッキにこびりついて掃除が面倒だし。(-""-;)
 50肩で痛む背中にサンダーの振動が良い方に効いてくればいいけどね。









 取り外したベランダの基礎の所へ戻ります。
 ドリルで各所に防腐剤挿入穴を開けた後に、排水用の溝を作ります。
 ノコギリとノミでコツコツと彫っていきます。







 ノミの扱いが徐々にうまくなってきたような気がする。~(*゚∀゚)

 ベランダには屋根があるからそんなに水は溜まらないんじゃないの?と思われるでしょうが、昨今の集中豪雨ではかなりの量の雨が吹き込みます。
 風向きによっては、殆ど屋根が無いのと同じような状態にもなります。
 無いよりは有った方がいいと思ってます。



 出来上がりました。







 もう一つある凹みにも作っておきます。








 防腐剤水溶液を基礎も根太にも塗りたくって、乾くまでの間しばし休憩。






 春は何かと忙しいです。
 趣味の釣りにも行きたいし、花の季節なので写真も撮りに行きたい。
 梅雨明けまでこの山小屋に通うのを中断しようかと思ったぐらい。
 だけど、この手直しだけは梅雨前に完了しておきたかったです。



 我が家で子供相手にそんな話をしていたら子供が、


 「え!お父さんの趣味は家の修理じゃないの!?? Σ(゜д゜;) 」


 とえらく驚かれた。



 いやいやいや。
 私のメインの趣味は釣りですよ。
 フィッシングですよ。
 魚捕りですよ。


 釣りは今が大きいのが釣れる一番いい季節なんだ。
 5月には1回しか行けてない。
 家の修理のDIYは仕事の一環だし、足繁く山小屋へ通うのは仕方無しなんだ。

 と、くどくどと説明しても信じて貰えなかった。(;´Д`)ノ









 そろそろ乾いてきたので保護塗料を塗ります。

 今回購入してきたのはウォルナットの色。







 たぶんこの色だろう。
 これ以上濃い色は無いはずだから間違いないだろうと思って買ってきました。



 塗ってみて正解。
 業者さんが使った色と殆ど変わりがありません。







 前回手を付けたところで木がめくれた箇所にも塗っていきます。







 もともと保護塗料が塗られてあるので、水性塗料ははじかれますので薄く伸ばすだけ。
 クラックと木のめくれ箇所、パテ埋め部分に重点的に塗ります。

 塗料が乾いたらほぼ同色。
 間違いはなかったようです。






 塗装までの工程が完了したので、外した板を元に戻していきます。


 在庫のコースレッドが無くなってしまったので、新たに購入してきましたよ。

 57ミリステンレスコースレッド1箱。


 300本入り! 1680円 (;´Д`)ノ




 ホームセンターの陳列棚見た時に、20本入りとかの小分け袋があるんだけど、100本単位とかの小箱が無かったんですよ。
 鉄製コースレッドならあったんだけど。

 こんなにいらないよな~。( ̄▽ ̄;)

 でもまあ、腐るもんでなし、いつか他の箇所やり直す時は必要か、と思って渋々買ってきました。





 塗装が乾いた板を運んできてコースレッドを打ち込んで行きます。
 今度はインパクトではなくてドリルドライバーを使用します。

 基礎材が固い材質のようなので、ネジ山を舐めることと、コースレッドの切断破損を防止するため、ドリルドライバーのクラッチを利用してゆっくりとねじ込んでいきます。







 数カ所で折れビスに当たって木が浮いてしまって、打ち直すこと数度。
 何本か折れたビスが残っているので既存の穴は使えないことに気付きました。
 そこで、ビスの挿入角度を変えてやって斜めに打ち込んで行きます。

 外側の板がなんだかグラグラするけど一応完成。
 踏まない場所だからいいや。('◇')ゞ





 引き続き、この山盛りクラックを手直しします。








 サンダーを持ち出してきて一気に削り取ります。








 塗装が剥がれた部分に塗料を塗り直して完了。








 これで昨年のように多雨多湿が長期に続いても容易に腐ることはないでしょう。と思う

 デッキ板に安価なSPF材が使用されているので、表面の板は消耗品と割り切っています。
 基礎やら根太が腐朽破損するのを出来るだけ防ぐための作業でした。





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