山の古別荘のDIY記

手すり補修仕上げ

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 前回、パテを用いて貼り直した手すりのクラック部分を仕上げます。
 施工する前の状態はこんな感じ。







 

 低粘度エポキシもエポパテもカチカチに固まっていますし、ビス止めしているのでもはや分離部分が剥がれるようなことはありません。
 







 サンダーを出してきてエポパテのはみ出しや、木部の張り出しを削って滑らかにしていきます。







 用いているペーパーは#80。
 荒削り用のペーパーで、表面の仕上がりはザラザラ感が残ります。

 この手すりの他の部分の表面がザラザラで荒い肌のままなので、統一するため#80をかけただけで仕上げとします。
 木肌のザラザラは保護塗料を塗ると、ある程度細かい凹凸が塗膜により埋められてしまって、最終的にはけっこう滑らかな仕上がりとなります。
 もっと滑らかなすべすべ感を出したい方は#250~#300のペーパーをかけると肌触りも良くなります。
 屋内家具とかだったら更に細かいペーパーをかけてツルツルにするのですが、外部手すりなのでそこまでする必要はないかと。(^^ゞ



 整形を兼ねたペーパーがけなので、盛り上がった部分を削り取って表面がフラットになるように丁寧に削ります。
















 写真では、パテと木部の境目に段差があるように見えるかもしれませんが、指で触るとほぼフラットで段差はありません。


 削りかすを吹き飛ばし、パテ部に気泡の混入や割れが無いのを確認してから、木材保護塗料を塗っていきます。
 塗料は回りと同じ色のウオルナット。 







 パテがクリーム色の明るいブラウンですから、一回目の塗装では隠れません。
 どうしても色の違いが出ます。

 これは二度塗り以上の塗装を重ねるとわからなくなってきます。


 塗料が乾燥してくるといい感じに。(゚∀゚)







 手触りも滑らかで、補修跡は目立たなくなります。
 塗装はまだ一度目なので次回二度目を塗って完全に完成となります。


 今回、補修していて判明したのですが、この手すり材の両端、木口部分には保護塗料が塗られてありません。
 木口部分は鉄骨の柱にほぼ密着しており、塗料を塗る隙間もありません。
 近い将来、雨水などが浸透してこの手すりは徐々に腐朽し始めると思います。
 来年の梅雨シーズンまでに少しずつ防腐処置を行っていきます。



 一方、床板の補修部分も同時進行で直していきました。







 サンダーで削って塗装し直します。







 こちらも数度塗料を重ねると痕跡はわからなくなってくるでしょう。







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