散策すれど何も無し
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2016年も終わりを迎えようとしています。
今年も読者の皆様のご愛顧に支えられまして、このページの運営を続けられておりますことを感謝しております。
来年もまたよろしくお願いいたします。m(_ _)mペコ
仕事の関係上、年末年始は自宅で過ごします。
毎年30日までみっちりと仕事の上、自治会の役員を務めているため30日の深夜まで町内夜回りがあり、仕事が終わってもゆっくりとくつろぐ暇はありません。
この夜回り夜警は28、29,30日の三連ちゃん。
夕方からいきなりビールで始まり、日本酒で盛り上がり、焼酎、ウィスキーなども出てきます。
二日酔いのまま翌日仕事へ行くという、私にとって地獄のロードの始まりです。(;´Д`)ノ
昨年は自分用で持ち込んだ少々お高めの日本酒が、開始早々30分で全員に飲まれてしまうという悲劇にも見舞われています。
酒を持ち込む己が悪い。
今年はしびれ薬などを少々
来年の山小屋詣では未定ですが、1月中には行きたいと考えております。
しばらく更新が途絶えがちになりますがよろしくご配慮お願いします。
前回の続きでございます。
昼食後、家に閉じこもっていても仕方がないので、
って言うか、じっとしているのが嫌いな貧乏性の中年オヤジなので、近隣の散策をしてみようと外出します。
午後もいい天気。
普段は車で通過する以外、周辺の道を歩くことはあまりありません。
今はシーズンオフなので、人も獣も昆虫たちもいなくて閑散としています。
車一台走ってこないアスファルトの道を歩いていきます。
車道は森の中をくねくねと縫うように続いています。
風景という物は全く得られず、視界には原生林の藪が入ってくるだけ。
ぽつり、ぽつりとご近所さんの建物がありますが、どれもこれも人気がない。
道の突き当たりまで行っても何も無いので道を引き返します。
本当に何もねー所だな!!p(-x-〃)
鹿かイタチぐらい出てこいよ。
別荘地というと一般的には「観光」「リゾート」というイメージが定着しているのですが、そう言う物は何も存在しません。
別荘地とは自然が多い単なる住宅街です。
建物がログハウスやら大きなバルコニーを備えた特徴のある物が多いだけで、どの場所に行ってもあまり変わり映えしません。
海辺でも山でも湖の畔でもそれは同じ。
勘違いして別荘なんかを購入して、すぐに飽きて売るか放置する人が多いのですよ。
皆さん、このページをご存知ですか?
Cabin
Porn http://cabinporn.com/
世界中の大自然の中に佇む家を撮影して掲載しているだけのページ。
家や住んでいる人の解説など何も無し。
きれいな家やら崩れそうなあばら屋やら、最新のデザインの家まで、あらゆるタイプの自然の中の一戸建てが載っています。
木の家もある、石組みの家もある、きれいなログハウスもある、コテージ風もある、無人だろうなと思われる廃墟みたいなのもある。
最初、見た時は「わあ~、すごい。」「これはどこにあるんだろう。」「どんな人が住んでいるんだろう。」と感心して眺めていたのですが、5-6ページも見ていくと次第に無口になる。
究極の存在を見て思考が止まってしまう。
そして、うーんと考え込んじゃう。
きれいな自然の中にあるものの、絶海の孤島のような僻地にただ一軒ぽつんと建っているような環境にある家を見ていると、今の自分の暮らしぶりと対比してしまう。
「おおらかだ」「大自然の中に素晴らしい」
と、いう感じと共に、
「人の触れあいはあるのか?」「まわりには何も無いのか?」「どうやって食を得ているのか?」「水はあるのか?」「生きていけるのか?」
という考えも同時に浮かび、
絶対的な孤独感あふれる様子にたじたじとなってきます。
日頃は、「アウトドアフィールドで暮らしたい。」「自然のあふれる中で過ごしたい。」「素晴らしい景色の中で住んでみたい。」なんて言っている私ですが、これらの家を見て、住んでいる人を思い浮かべて、背中合わせにある現実の厳しさを想像して愕然となってしまいます。
老後は余生を静かな場所で・・・ とか考えていて、こんな場所に放り出されたら、
日々の暮らしで過労死するぜ。( ̄□ ̄;)!!
このページ、毎月更新のようですが、見に行く度に写真が増えていっています。
飽きないけどすぐに飽きる、不思議な写真のページ。
一度ご覧くださいませ。
ここはどこまで行っても同じ森、同じ景色。
途中、今売り出し中の中古物件を見つけて表から拝観。
案内ページでは、近年にリフォームされた物件とのことで、外観はけっこうきれいでしたよ。
雨樋に落ち葉が詰まっていたので、軒天は要チェックでしたが、屋根の状態もまあ良くてすぐにトラブルは生じなさそう。
建物の形が個性的なので好みは別れるかな?
(お問い合わせいただければどの物件かアドレスをお教えいたします。)
山を下って行く幹線道路まで来てしまったので、山小屋へ戻ります。
気温が低くて、上り坂でも汗ばむようなことがありません。
山を散策するにはちょうど良い季候。
この地区は開発が最後の方だったせいか建物があまり多くありません。
一区画300坪ってどんな広さかピンと来ないと思うけど、土地が奥行き40mの長方形だと間口は25mほど。
都心部郊外の一般的な一戸建て住宅2-3軒分の幅しかありません。
ですから、混み合ってくると建物と建物の間隔が狭く感じる。
開発が初期の頃の地域は住宅がもっと過密気味に建っています。
あんな場所だったらたぶん購入していない。
山小屋の土地は分譲区画の端っこに当たり、家に向かって右は土地所有者のいないだだっ広い森。
水源保護のために建物は建てられないのだと思う。
谷側は道路が作られておらず分譲に適さない土地だし、家の前の土地も左隣の分譲地も家が建っていない。
一番近いお宅が、どの家も直線距離で50m以上離れている。
隣人に殆ど気を使わなくていいと言う環境。
それが気に入っている。
もっと土地も建物も安くなればいい。(現実にそうなっていくだろうけど)
隣の土地もその隣の土地も前の土地も安くなれ!
実際もっともっと下落しろ!!
安くなったら全部買うぞ!!
買えるのであればこの山の大部分を購入してもいい。
貯金があればの話だけど。(^^ゞ
そこまで大きく広くなれば、お隣がどうだとか、近隣に変なのがいるとか、全く無関係で気を使う必要がなくなる。
資産価値が下がるのは自分だけじゃない。
周辺全ての価値が下がる。
大きく下がったら一気に大きな物を手に入れられる大チャンスだ。
まあ、そんな頃にはこの別荘地の管理も出来なくなってライフラインはズタズタになるだろうけど、切実なのは水だけでそれはそれで工夫すればいいから。
相続で引き継ぐ子供達に、「
お金に困ったら、太陽光発電事業者に売っちゃえ!( ^▽^)」とアドバイスも出来るし。
そうやって考えていくと面白い。~(*゚∀゚)
と、こんな妄想をしている夢を昨晩見た。(,,゚ x 。)/
山小屋に戻ってきました。
今日は冬場にも関わらず本当に天気が良い。
向こうの尾根にある売り出し中の空き家がどうやら買い手が決まったようで、前回来たときに電動工具とハンマーの槌音が聞こえていました。
新しい入居者でしょうか、今日は女性の笑い声が時々谷を渡って聞こえてきます。
対岸とは200mぐらい離れているのだけど、こんな風に聞こえるんだな。
向こう側の人たちにこっちがやかましいと思われていたんじゃないか?
ヘビーメタルがんがん鳴らしていたし。(;´Д`)ノ
自重しよう。
まだ時間があるので谷へ下りてみようと靴を履き替えました。
急斜面についた一筋の小路は夏の間に草が茂ってきて狭く感じられます。
木を切って地面に日が届くようになるとすぐにシダ類で覆われてしまう。
地面に置いたステップ代わりの丸太を踏むとぐしゃっと潰れてしまう。
たった2年ほどで、体重で潰れてしまうほど腐朽菌にやられる。
あっと言う間に大地へと帰っていく。
木に巻いたテープ類は健在。
目印を辿って谷を下って行きます。
谷底の小川は何事もないようにそこに流れています。
さて、ここに来た目的は今年の冬に見つけた一つの宿題。
積み上げられた
石組みの謎を解明するため。
くだんの石積みは目の前に見えています。

小川を渡って石積みに近づいて正体を見極めます。

「ああ、そうか。」
どうやらこの場所を造成したときに、大きめの石をここに積み上げて石の捨て場にしただけのよう。
なんだか拍子抜け。
それよりっ!
石積みのすぐ横にある物に目が釘付け。
ヌタ場!!
鹿の物かイノシシの物かわかりませんが、周辺は掘り返されて真新しい泥土が一面に出ています。
今日は簡単な散策と思って熊鈴は持ってきていません。
鹿なら大丈夫?
(時期的にヤバイかも)だが、イノシシなら非常にまずい。∑(´□`;)
この密生した立ち木の間を素早く逃げ回るなんて、人間にはちょっと無理。
毛の抜けたオッサンにはもっと無理!(゚Д゚)!!
長居は無用ですぐにその場を後にします。
山小屋の基礎や建物をチェックしながら山肌を登ってきます。
キッチン下の地面が雨のせいでどんどん流れ出していってます。
この場所にも土留めを構築して砂利を撒いて雨による浸食を防がなくちゃいけない。
また土方か。(;´Д`)ノ
今年はあれも出来なかった、これも出来なかった。
宿題を抱えるつもりはないのですが、行く度に宿題が雪だるまのように増えてしまう。
何日間か連続して滞在することが出来れば、ある程度まとまって作業が進むのに。
貧乏オーナーでは仕方ないなあ。
今年度はこれが最後になります。
来年はどんなトラブルが待ち受けているのでしょうか?(゚∀゚)♪
一年で一番昼の短い時期。
もう日が陰ってきました。
気温もぐんぐん下がるので凍える前に帰ります。