山の古別荘のDIY記

まだ気温の低いうちに

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 昼食はいつものごとくコンビニ弁当にカップスープ。
 石油ストーブで暖まった部屋は、薄手の作業着だけで過ごすには暑いぐらい。 

 換気のためにサッシを開ける。
 一気に冬の冷気が部屋内になだれ込んでくる。

 今日は風が強い。
 ベランダにしばらくいるとすぐに体が冷えてくる。
 昼の時間は伸びたけれど春はまだ遠い。












 
 ふと下に目をやる。
 そこにはドラム缶のバーベキュー台に乗った太い丸太。
 腰掛け用の椅子にしようと思ってここで乾燥させていた。










 あのナラの木を切ってから1年が経過。
 ここに置いて、最初は防腐のホウ酸水を時々かけていたのでカビも苔も生えず、次第に乾燥が進み干割れがたくさん出来た。

 そろそろやりますか。




 大きな干割れが入った方を上にして、ゴムのクッションを付けます。
 このまま直にベランダに置くとデッキ材が削れて傷が付くので足を付けます。
 会社で余っていた振動吸収用のゴム材を持ってきました。










 コースレッドとインパクトを持ってきてビス留めしていく。










 ものの10分もしないうちに固定完了。









 ひっくり返してみます。










 キャンピングチェアや普通の事務椅子の座面は45~46センチ。
 バーカウンターなどに使われるハイチェアは約90センチ。
 この丸太椅子の座面の高さは約60センチ。
 ちょうど中間の高さ。


 キャンピングチェアだと手すりが目の前に来て山の景色がよく見えない。
 どうしてもこれぐらいの高さが必要。

 座って景色を眺めてみる。









 あはっ!いい感じ。(*゚∀゚)=3


 目線が手すりの少し上に来た。
 作業の途中でちょっと小休止というときに腰掛けるのにちょうど良い。
 この高さに見合うサイドテーブルも作る予定だけど、なかなかはかどらないね。


 この丸太椅子はどこかへ片付けることなく、このままベランダの一部として置き続けます。
 もう1個作らないとな。
 ホームセンターに行ってゴムの足を買って帰ろう。
 4個で300円ぐらいだからね。
 安いもんだ。











 昨年末ぐらいから前兆はあったけど、身の回りでいろんな物が狂い始めて来た。


 運営会社の資金難から来る経営環境の悪化。
 日常生活に影響が出てる。
 お給料は会社から出てるからね。

 お金の問題だけでなく、家族にもいろいろと問題が噴出して、リカバーやアシストのために神経をすり減らしてしまい精神的に参ってきてる。


 歯車が噛み合わなくなったという感じで、何もかもがずれていく感じ。
 修正しようとして頑張るのだけど、裏目裏目に出て更に悪化していく。
 今までのセオリーが通用しない。

 何かの拍子に元に戻るのか、それともこのまま歯車がずれたまま正常な状態となって安定して、それが正常な状態に見えるようになるのか、どっちの方向に転がるのかわからない。


 大げさに言うと人生の転換点?
 家族の誰かが大病したり、死んだりしないだけマシなのだろう。
 辛抱のしどころで、工夫を重ねたり思考を変えたりして乗りきるしか無いようだ。











 ちょっと話が変わるが、自身の家族のことだけど。

 子供が昨年めでたく大学で資格を取得して卒業して、とある幼稚園&保育所の先生になったのさ。
 働き始めてたった1年間で端から見ているだけでも大丈夫か~?と言うほどやつれてしまった。

 甘やかされて育ったし、ハングリーでもないし、体も丈夫な方ではなかったけど、学生時代はアルバイトもやっていたしクラブ活動も行っていたし、どこにでも普通にいる若者だった。

 
 だけどこの冬の間に、肉体も精神もおかしくなって、この春に園を退職。

 今は病気療養中。






 『とにかく辞めろ!!』



 心身症に陥って、体が動かなくなって、負けたくないという気持ちと、行きたくないという心に押しつぶされて、毎朝泣き叫ぶ子供を見て、見るに見かねて親として言えることはこの言葉だった。












 社会問題にも取り上げられるけど、この業界はひどいもんだね。
 毎日10時間以上の労働。
 事故が起きないように配慮する上、冬場はインフルエンザやノロウイルスなどの伝染病にも気を使わなきゃいけない。
 帰って来ても翌日の準備で備品を作ったり、催し物があると子供達のための衣装や装飾品を作ったり、更に日課のレポートを書いて。
 毎日の睡眠時間が5~6時間ぐらい。
 そんな仕事で月給が手取りで12万円(交通費月17000円込み)。
 残業手当付かない、将来昇給する見込みない。

 もちろん正規雇用だよ。




 だけど週に一日あるかないかの休みの日に、体を休めず遊びに行っていたうちの子供も悪いんだけどね。 
 ストレス発散で仕方ないんだろうけど、疲れた体が元に戻るはずがない。 ┐(-。ー;)┌ヤレヤレ

 私が社会に出たての頃は、終身雇用が当たり前の時代だったから、「石の上にも三年」と言われて、何があろうと我慢しろと言われたもんだ。
 それがたった1年足らずでケツ割って退職するのだから、甘いと言うかひ弱と言うかハングリー精神が無いと言うか。
 女の子だからと甘やかして育てた私に製造者責任があるので逃げ場が無い。
 情けないやら恥ずかしいやら。
 
 と、親の七光りで生活しているオッサンが言ってみる。f(^ー^;






 子供が精神的に病んだ理由は、保育の労働ではなくて、幼稚園側とその上司、同僚にも問題があった。
 些細なミスで怒られて、怒鳴られて、注意されて、それが毎日、頻繁にやられるもんだから、自信を失い意欲を失い自我まで見失ってしまった。
 新人一年生には過酷な現場だったようだ。

 人を育てる施設なのに、人を一人潰すのは平気。

 モンスターペアレンツは幸いいなかったらしい。
 


 タフな人間でもこれでは長く勤まらない。





 他にもいろいろ聞いていることがあるけど、ここで書くと問題が大きくなりそうなのでやめる。







 


 この幼稚園はまだましな方だと聞く。
 有資格者が「この仕事には戻りたくない。」と現場には戻ってこないわけがなんとなくわかりましたよ。

 介護と保育と看護。
 重労働で低賃金の職種と言われていますが、人が続かない理由はそれだけではないようですよ。


 



 先日、私が管理するマンションに不動産屋から入居の申し込みがあった。
 借り主を見ると企業名。
 社宅か事務所件住居だと思って確認してみたら、保育施設を作るから貸して欲しいという意向。
 主婦さんのパート従業員さん達が働いている昼間にその子供を預かる場所として利用したいと言う内容だった。(事業所内保育施設)

 で、保育所の運営の経験はあるのか?と質問すると一昨年新設したばかりの会社で初めての試み。
 保育士さんは?と聞くと、パート従業員の一人が資格を持っているからと。



 危ねえなあ。




 これ、国の補助金目当ての保育所だろ。



 最近、こういうケース増えてきた。



 死亡事故なんて起きたらたまんない。
 大島てるにうちの物件が載ってしまう。Σ(゚д゚lll)


 建物の構造・設備要件が基準を満たしていないからと言って丁重にお断りしました。

 *保育施設には非常用避難設備、ベランダの転落防止など細かい規定があります。
 昭和の時代に作られた古い建物なので、大改造しなきゃ使えない。






 とにかく、子供の体が元に戻るまでしばらくかかりそうだ。











 さて、倒した木を片付けようか。
 こういう重労働は気温の低い今の季節が最適。



 まずは仮置きしてあった枝類を細かくします。








 チェンソーでめったやたらに切りまくる。
 この作業を行ったことがない人にとっては。「適当に切っていけばいいんだろ。」と思われるでしょうが、これ意外に疲れます。(;´Д`)

 チェンソーを木に押しつけて切っていくんですがとにかく切断箇所が多い。
 切れた瞬間に跳ね返った木が顔にバシッと当たることもあるし、怪我をしないように扱わなきゃいけないし。









 片付けが終わると細かい枝の山になります。
 枯れ柴の山になるわけですが私には不要な物なのでこのまま自然に還っていきます。
 ここには、以前切った木の丸太もごろごろ転がっていますから、薪ストーブをお持ちの方にとっては手が出るほど欲しいかもしれない。



 土留め構築に使える丸太を集めて運びます。









 くぬぅ~っ!! (;´Д`)ノ



 これが重い!


 大きい物は1本30kg前後はあると思う。


 階段下でバラした物は基礎の最下部に運ぶ。
 これは後で上に引き上げる。




 




 庭に集めた物は階段を上って向こう側から基礎の下へ積んでいく。








 担ぎ上げて階段を上って、斜面を下りてそーっと横たえ。
 これを何度か繰り返します。


 『もりよん索道システム』が頓挫してしまっているので、人力に頼らざるをえない。


 下にある丸太を雨のかからない場所まで引き上げた時はもうへとへと。(;´Д`)ノ





 丸太がだいぶんたまりました。
 基礎土の流れ出しを止める土留め構築をそろそろやっていこうと思います。
 少しずつ。
 無理をしない範囲で。


 本当は石で構築したかったけど、石は重すぎる。ヒトリジャムリ
 まあ、気長に、気長に・・・・










 キッチン下の壁が非常に汚い。
 雨だれの泥ハネが原因。









 これを放置しておくのはよろしくない。
 虫達が動き出す前にきれいにしておかなければ。
 この場所の雨だれ防止も緊急の課題。









 どうも通路の反対側の石垣上部に当たった雨だれも飛んでくるようで、こんな距離をまたいでくるのかとあらためて驚く。
 石垣上部の植生が回復しないので困ったもんだ。
 リュウノヒゲとか植えるといいらしいのだが。
 なかなか時間が取れない。 (T_T)予算もない



 何度も紹介しているけれど、この山小屋周辺の土地は乾燥しやすく崩れやすい。
 雨が直接当たって水が流れると、どんどん流れ出して崩壊していく。
 花崗岩質で豪雨などによる地質崩壊が起きやすい土地。


 今年は土木の年になりそうだ。(;´Д`)ノ






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