山の古別荘のDIY記

ペルチェ冷却ベスト(後編)

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 前編からの続き


 の前に・・・





 車のバックドア当てちゃったよ。 (ノД`)シクシク

 とあるお店の駐車場に車庫入れしたんだわ。
 駐車枠にバックで入れていると、ゴンッ!って音がして。
 てっきり後ろの壁にバンパーを当てたと思って降りて見に行ったら、バックドアが凹んでた。(;´д`)ノ
 なぜ?と思って壁を見たら金属の細いパイプが飛び出していた。

 後ろが長い車なもんでミラーを見てバックするんだけど、

 壁から突き出ている細いパイプなんて気が付くわけがねえ!(;´д`)ノ


 通常注視しているのはコンクリの車止めとか背面の壁との距離。
 例えバックモニター入れていてもそんなところは見てないぞって言う位置にパイプがあった。

 このパイプは散水の蛇口を付けるのか真新しいパイプだったけど、なぜこの高さなんだよっ!



 ディーラーに修理費用の概算を聞いたら、バックドア交換で20万円ぐらいだと。
 街の板金屋に持っていっても10万ぐらいはするだろう。

 12年落ちの走行距離18万kmを越えている古い車だから車両保険かけてないし。






 フロントパネルとルーフの塗膜が経年劣化でぺろんとめくれ始めて、お盆前に全塗装したばっかりなんだわ。(修理費用25万円)

 その時に飛び石の傷からの大きなサビが見つかって、完全な修復はほぼ無理と診断されてショックを受けていた。
 *鉄板の内側にまで水が侵入していてサビが裏側のどこまで続いているのかわからないとのこと。

 いいんだ、もう来年には買い替えるんだ。(;´д`)トホホ


 ハイエースはトヨタ内部のいろんな問題が噴出して暫くの間生産停止していて、その影響で納期が半年ぐらいと言われています。(ディーゼル車)
 今から注文しても来年の納車だし、10月にはマイナーチェンジするって言うし。
 しばらくはこのまま修理せずに乗り回します。


 子供に見せたら、

 『いいじゃないこれぐらいの凹み。 ハイエースあるあるやんか!(゚∀゚)アヒャ♪』

 って言われた。


 
 私は車はあまり興味ありません。
 荷物運べて長距離乗れればいいという感覚。
 高級車もいらないし。
 ぽんぽんと買い替えたり複数台持つようなお金持ちではないです。
 根がケチなので高額修理費用は痛い。(×_×;)

 ま、車の話はこのへんで、本題に入ります。








 朝6時半に一度目を覚ましました。
 ちょうど向かいの尾根から朝日が顔を出したところ。
 日の出前の薄明の時間帯にヒグラシの大合唱があったはずなんですが、寝過ごしてしまったようです。

 山の早朝はあまり暑くありません。
 少し爽やかな風が吹いています。
 これからまた気温はぐんぐんと上がっていき、猛暑の里山になっていきます。

 クーラーの効いた寝室に戻ってもう一眠りします。


 次に目を覚ましたら日は高くなっていました。
 谷間にはセミたちの鳴き声で埋め尽くされています。





 作業すっかあ!(・∀・)

 今回は空調服などのテストを兼ねて敷地の手入れを行います。
 
 まずは冷却ベストを着用。
 ベストのショルダーベルトを限界まで短くして、従来の装着位置ではなく冷却板が首筋付近に当たるようにします。





 各ベルトをはめてみて、動きに支障はないか、当たる部分はないかを確認。
 きついとか違和感とかは無いのでOK。
 ただ、バッテリー配線とリモコン配線が脇の下すぐに来るのでちょっとじゃま。
 うまく取り回して違和感のないようにしてからスイッチON。

 数秒で両肩の冷却板が冷たくなってきました。
 そして常に冷たい板があるのを感じることが出来る!

 いい感じ!(゚∀゚)

 この上から空調服を着込みます。





 空調服のファンが弱いと冷却ベストの排熱の生暖かい風が首筋に沿って登ってきます。
 空調服のファンを絶えず強めにして強制的に排出させないとダメみたい。


 バッテリー持つかなあ?


 ここで白状しますが、田舎に持っていった空調服は、ファンが12V1.5Aで動く強風が出るタイプ。
 ところが、バッテリーは5V2Aまでしか出力のない普通のモバイルバッテリー。
 強風ファンをカタログ通りに動かすためには5V3Aの出力のバッテリーが必要だった。
 ということを田舎から帰って来てファンの説明書読んでから知った。(;´д`)ノ



 屋外は既に30度オーバーの世界。





 母屋前の通路にも小さな雑草の芽が大量に出てきている。
 これらも後で摘んでしまいます。





 まずは草刈り機で大雑把に雑草を刈っていきます。





 ペルチェ素子冷却が備わっていると言っても、空調服の中が冷蔵庫のようになるわけではありません。
 冷却板が体に当たる部分だけが冷たい。
 それ以外は空調ファンで入ってきた外部の空気が首と脇の下から抜けていくだけ。

 気温は33度前後。
 当然、吸気する空気も33度前後。
 空調服の中身は汗まみれで、頭に巻いたタオルも汗でぐっしょりとなってきます。
 無理をすれば熱中症になるし、脱水症状を起こす。


 ただ、両肩の冷却板の当たる部分だけひんやりとした感じがあります。
 急激に体調が悪くなるのを抑えてくれる効果はありそう。
 作業の節目には日陰に入って体を休ませ、体のどこかに以上が出ていないか確認します。





 一通り草刈りをしたら、庭の斜面を登る階段杭が腐ってきているので新しいものを打ち込みます。
 この作業けっこう体を動かす労働なんですけど一向に平気です。

 冷却ベストの効果のせいでしょうか?





 刈った草があたり一面に飛び散っていて、草刈りの後の青い匂いが満ちています。
 ブロアで吹き飛ばして午前中の作業を完了。
 午後からは反対側の階段をやります。


 そうそう。
 前回、完全に倒せなかった松の木。
 木々の隙間から覗いてみると、どうやら無事に倒れて完全接地しているようで安心しました。








 クーラーの効いた涼しい室内で昼食を取り、しばらく体を休めた後、午後の作業に入ります。
 母屋南側の階段。
 




 雑草の中に埋もれ始めています。

 階段を作っている擬木杭はコンクリート製。
 ここではチップソーなどは杭に当たってしまって使いにくい。
 ナイロンカッターか樹脂刃が活躍します。

 このシダ類の雑草に中には樹木の若木などもあってナイロンカッターでは切断しきれません。
 樹脂刃を使用するのが最適です。





 蚊取り線香を携帯ホルダーに入れて炊いて腰からぶら下げていますので、害虫は全く寄ってこない。
 もっとも、これだけ気温が高い日中は虫たちはあまり出てこなくなります。
 早朝にはスズメバチも巡回してくるのですけど昼間は出ない。

 順調に作業は進み、最後の通路の草むしりにかかりました。





 動画:*動画の内容はこのページの記事と異なる部分があります。


 だいぶ作業がはかどってきて、あともう少しというところで、

 想定外の悲劇がここで訪れた。


 バッテリーが切れた!(;´д`)ノ


 ふっと静かになり、耳に聞こえてくるのはセミの声だけ。

 ファンが止まった瞬間から空調服内の温度が猛烈に上がってくるのを感じた。

 
汗が一気に吹き出す。

 そう、ペルチェ冷却の排熱は続いたまま!(-""-;)


 急に暑くなってきてあわてて空調服を脱ぎます。
 汗でしっとりしているのでメチャ脱ぎにくいのを強引に取ります。
 そしてペルチェ冷却ベストもスイッチを止めて脱ぎます。

 作業開始から4時間半。
 最強でファンを回し続けていたので、20000mAhのバッテリーを使い切ってしまいました。

 今日はバッテリーは2個しか持ってきていません。
 冷却ベストのバッテリーを空調服のファンにつなぎます。
 あの最強の風がそよ風になってしまった。 (ノД`)シクシク



 通路の雑草はあと少し。
 もう少しだけ耐えてやりきってしまいます。





 汗まみれになってようやく作業完了。
 すぐに室内に入って涼みます。





 太陽が西に傾き、山の影が敷地に伸びてくる頃、ヒグラシが鳴き始めました。





 今回はペルチェ冷却ベストをきちんと活用できたと思います。
 もう少しベストを改造するかどうかして着込みやすくすればまあまあ使えるでしょう。

 問題は空調服のシステム。
 バッテリーが途中で無くなるとこの暑さでは作業できません。
 お金をかけて、もう少し良いシステムに買い替えていこうと思います。

 暑さの残る9月中は空調服が必要でしょう。



 庭の草をブロアーで吹き飛ばしていたら、前々回に吹っ飛んでいった草刈り機の爪が出てきましたよ。
 金属片付きで。





 今回はいろいろと試せて良かった。

 

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