木挽き作業台を作る
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インテリア編で少しだけ掲載した
丸太半割りの丸太材。
丸太のテーブルを作る予定で、製作を進めていました。
半割した状態は1.6mほど。
このままでは長すぎるので、まず最初にチェンソーで半分に切ります。
で、古い塗装が残ったままになっているので、サンダーで塗料をすっかりはぎ取りました。
干割れがひどい状態でしたが、まあ何とかなるだろうと。
問題は、虫食いの穴だらけになっている部分。
とてもじゃないがそのまま使用するのは気持ち悪いので、端だけでも切断してしまうことにしました。
墨壺でラインを引いて。
私が使っているのはチョーク墨壺。
ジグソーで一気に切断!
・・・ (-""-;)
切っても切っても虫食いの穴が出てきます。
たぶん木の中にはキクイムシの子孫が活動中だと思います。
どうやっても駆除できない。
この丸太は家具には使えないな・・・。
そう思って、他の丸太を物置から出してきて、端をチェンソーで切って切断面を見てみます。
あかんわ!こりゃ。 (ノД`)・゚・
どの丸太もキクイムシにやられていて、使えるのはキクイムシが食べない中心部のみ。
物置に立てかけてある間にもキクイムシの害が進行しているようで、細かい屑がいっぱい落ちていました。
物置はキクイムシに占領されてしまったと思う。(T_T) 対策を講じねば。
こんな状態の木材ではテーブルなどにするわけにはいかない。
せっかく半割にして捨てるのはもったいないから木挽き台の足に活用することにしました。
木挽き台は家の表に置いておきますし、どうせ傷だらけになるので表面が少々荒い状態でも構いません。
物置に仕舞ってある木材の中から太めの厚板を出してきます。
これはバルコニーの手すりに用いられていた部分で、サイズは50x105。
長さが79センチでちょうど手頃な幅。
切断範囲を鉛筆で幅50ミリ、深さ35ミリとして墨付けして、ジグソーで切り込みを入れていきます。
この二つの切り込みの間に何カ所も切り込みを入れていきます。
複数箇所切断した後、斜めに切っていくと、木片がパキッパキッと折れていきます。
刃が横向きに入る分の隙間が出来たので、ジグソーを横向きにして、この切り込みを仕上げていきます。
ノミやノコギリを使ってもいいのですが、ジグソーの方が早い。
こういう点は丸鋸では出来ないことですね。
ジグソーは要領をつかむと、切断部に残った出っ張りなども削り取ることが出来ます。
荒っぽい仕上がりですが、寸法はきちんと出ているのでOKとします。(*゚∀゚)
反対側の端にも同様に切り込みを作ってやり、上段の部分が出来上がり。
これに足を付けてやります。
半割丸太がその足。
少し半割丸太の端部を削ってやり、天材の切り込みに合わせます。
仮組みするとこのような形になります。
半割丸太の1本を削り過ぎちゃってスカスカ。(;´Д`)ノ
本当は1ミリぐらい厚くして叩いて押し込むのがベストなのですが・・・。
続いて、足の保持材として筋交いの役目をする木材を作ります。
ジグソーの角度調整を利用して斜め45度の切断。
この筋交い用の材料も余っていた端材。
天材に足をはめて筋交い板をあてがってみます。
足と天材とが必ず90度になるように指金を当てて調整します。
ポジションが決まったら、筋交いの取り付け位置をマークします。
筋交い材の上部をネジ固定したあとに、もう一度指金を当てて直角になるよう再調整。
位置が決まったら筋交い材の下部もネジ固定します。
ちなみにネジは51ミリのステンレスコースレッド使用。
ネジを打ち込む前に割れ防止の下穴を開けてからネジ込んでいきます。
筋交いの取付が終わったら足の固定。
足の根本に下穴を開けて65ミリの長いコースレッドを打ち込みます。
ねじ込みが終わったら片側完成。
左右対称で反対側も同じように足を組んでいきます。
これで足が付きました。
その次は自立させるための土台を付けます。
50x105の板材を75センチの長さで2本作りました。
それをコースレッドで半割丸太に取付。
出来上がり!!\(^▽^)/
土台の板が平行になっていないのは見なかったことにしてくだされ。
土台材の板厚が50ミリもありますので、2センチほど6ミリ穴を開けてからコースレッドを入れています。
寸法は以下の通りです。
これで木挽き台の片方が完成です。
どうせ屋外の雨がかからない床下に置いておくし、傷だらけになる物ですから塗装はしません。
次回、もう1台作って1セットとします。
時間がなかったので、同じ寸法で材料の切り出しだけしておきました。
使用機材:ジグソー、インパクトドリル、ハンマー、コースレッド55ミリ・65ミリ
木挽き作業台は2つで1セット。
木挽き台は英語で「ソーホース」と呼ぶことから”馬”とも呼ばれています。
長尺の木材などを乗せて木工作業などをするときに使用します。
また、平たい板を渡してバイスなどで固定すると、広い工作台にもなりたいへん便利です。