囲炉裏テーブルを買う
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囲炉裏が欲っすぃ・・・・
別荘で最初に泊まったとき、アウトドア用七輪で一人焼き肉を食べながらそう考えました。
室内のインテリアを出来るだけ古民家風か、山小屋の雰囲気を持たせたいと考えていた私には、囲炉裏はとてつもなく魅力的なアイテムに思えたのです。
秋の夜長に炭火を眺めながら、熱燗を舐めて、あぶった肴をおつまみにぼーっと出来たらどれだけ幸せだろう・・・(*^^*)
囲炉裏というのは本来、床に面して炉が作られてあって、その場所ではたき火が出来、暖房、調理、照明の役割を兼ね備えていた、日本の寒い地域で発達した物です。
家具やアイテムというより建物の一部分で不可欠であった物。
でも、今更建物の床をくり抜いて本格的な囲炉裏を作るわけにはいきません。
ましてや排煙装置などあるはずもなく、たき火などもってのほか。
囲炉裏の代わりとして発達してきて、現代でも用いられている大火鉢、通称
「囲炉裏テーブル」にしよう!と考えました。
気候はまだ夏ですが、来るべき寒い時期に備えて今から探しておこう。
そんなことを思い立って、暇なときはネットで囲炉裏テーブルを探す日々が続きました。
検索でハンドメイドの木工所を探し出して、値段を見てみるとビックリ!
普通に10万円以上、いい物だと30万ぐらいするんですね。Σ(゚д゚lll)ガーン
量産品の小さな囲炉裏テーブルでも3万円ぐらい。
サイズが小さくて満足できる物ではありません。
オークションで中古品は無いかと、探す毎日でした。
ある日、何気なくオークションで囲炉裏を検索して見ていると、新規出品で1万5千円ほどの新品が売られていました。(゚∀゚)
在庫処分品と言うことで、傷有り、ノークレームで格安に出品しますとのこと。
テーブル1辺の長さが108㎝、高さ32㎝とちょうど手頃なサイズ。
炉の深さも申し分なく、炉を中心に4人が座って余裕でお食事が出来る大きさです。
実際にオークションに出品されていた時の写真です。
囲炉裏テーブルの出品時のサイズ
天板の大きさ: 108cm角
天板の幅: 23.5cm
天板の厚み: 7.6cm
炉の大きさ: 57cm角
炉の深さ: 14cm
囲炉裏の高さ: 32cm
重さ: 約40kg
囲炉裏の材質: ホワイトパイン材
重量がありすぎると別荘への搬入が出来なくなりますが、出品された物は約40kgと、なんとか一人で担げる物。
すかさず一発落札で購入してしまいました。
送金手数料と送料で約1万9千円。
別荘を購入してから、備品等の中で一番高いお買い物になりました。
落札から数日後、出品者から「梱包に時間かかったけど発送したよ~」という連絡があり、楽しみにして翌日を待ちました。
翌日、宅配業者2人がかりで、うんしょうんしょと私が勤めるオフィスに持ってきてくれました。
サイズはあらかじめわかっていましたが、実物を見ると大きな物です。
「さて、持ち上げられるかな・・・・?」
と、壁に立てかけてあるテーブルに縛り付けてあるヒモを持って持ち上げたのですが動きません。
「40kgってこんなに重たかったっけ・・・???(-""-;)」
これは、持ち方が悪いのだ、と思っていろいろ工夫をしますが、片端を床に付けたままテーブルを傾けるのが精一杯。
事務所にあった荷掛けロープをくくりつけて、背負ってみることに。
一汗かきながらロープを背負子状にかけ、いざ背負って持ち上げようとしても、持ち上がるどころか尻餅をついてしまいました。
体感的にはテーブルの重さは90kgぐらいあります。
「これ、本当に40kgか!? 俺はこんなに体力が落ちてしまったのか。(;´Д`)ノ 」
これでも30歳台の時にはスポーツジムに通っていて、ベンチプレスで120ポンド(約53kg)持ち上げられたんですけど、こんなにも衰えてしまったのかと愕然。
オークションに出品されていたときの写真です。
どうやって別荘まで持っていこう?
別荘の階段を下りるどころか、車の中へも持ち込めやしない。
思案しながらよーくテーブルを見ると、木材の各部はネジ留めになっています。
「分解するか・・・」
ドライバーとインパクトドリルを持ってきて、梱包資材を全部はがして、天板の木部と底板の部分とを分割してみることにしました。
天板真下の外周の木部を1枚取り外したところで、このテーブルの構造がわかりました。
天板と本体部を留めているネジがわかったので、次々に外していきます。
これで最後のネジ1本というとこで・・・
ズルッ!
本体部分がその重みで、天板部分からズルッとずり落ちました。
ネジはまだはずしていないのに、二つに分かれています。
ネジがあるはずの場所をそーっと覗いてみると。
(;゚◇゚) ( ;゚◇) ( ;゚) ・・・・・
本体部の重みで折れた!!Σ( ̄д ̄ノ)ノ
分割した天板を持ち上げると、これだけでも体感重量は30kg近くに感じます。
本体部分はもっと重く、わずかに持ち上げて運ぶための台車に乗せるのが精一杯。
体感重量50kgはあります。
木部に残った折れたネジは、ドリルで周囲を削ってペンチで取り出し、組み立て時にしっかりと接着剤を注入しました。
分割した2つを再度梱包し直して、台車に積んでおきます。
この日、家に帰ってすぐ相方に、「ちょっとだっこさせてくれ。」とお願いしました。
相方の体重は50kg未満(詳細不明(^^ゞ)。
私の体力が衰えているならば、持ち上げることもままならないはずです。
しかし、いとも簡単にすっと持ち上げられました。
出品前にきちんと重量計りやがれっ!
購入した囲炉裏テーブルの重量は、少なくても70kg、おそらく80kgオーバーと思われる代物でした。
特設ページ: 囲炉裏テーブルについて