山の古別荘のDIY記

ポータブル電池で園芸作業

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 今日も雨なんか!?(T_T)





 天気予報では終日曇りのはず。
 ところが、雨の音がこの谷に忍び寄ってきています。

 傘もささなくていいようなポツポツ雨になってきました。
 山間に降る一過性の雨になるように願って朝食を取ります。






 食事を終えて表に出てみたら雨は完全に止んで、地面もさほど濡れていません。

 これなら作業が出来るぞ!(゚∀゚)

 作業服に着替えて今日のお仕事をこなします。



 車から下ろすのは草刈り、剪定用の電動ツール一式。





 それと、

 
ポータブルバッテリー!!




 通称、ポタ電。

 今回はポータブル電池を使って園芸業を行ってみようという試みです。

 今回用意したポタ電は、
 リン酸鉄リチウムイオン電池 AC(500W 瞬間最大1000W) 168000mAh/537.6Wh
 というミドルクラスの物。

 従来のリチウムイオン電池のポタ電ではなく、リン酸鉄リチウムイオン電池という代物。
 サイクル寿命が今までのものより格段に長く、熱安定性が高くて発火しにくく衝撃にも強くて安全性が高いらしいです。
 車に乗せて運ぶのにもってこいの製品。
 セールをやっていたので買っちゃいました。

 充電容量80%からのスタートです。



 最初に動かすのは高枝ヘッジトリマー。
 ●電圧:AC100V 50/60Hz●消費電力:150W●定格時間:30分
 最小1.3m。最大3mの長さの高枝用剪定ツールです。





 さっそく電動ツールを組み立ててポタ電にケーブルを繋ぎます。





 消費電力150W程度ですから十分余裕。
 何の問題もなくシャカシャカとトリマーの刃が動き出します。





 通常のヘッジトリマーだと届かない場所、高さに軽々とハサミが届きます。





 傾斜地に立っている私のような敷地ではこの長さは非常に役立つ。
 しかし・・・

 こいつの難点は重量バランスが極めて悪いこと。

 先端の機械部分に重量が集中しているので振り回すのに腕力が必要です。
 柄の短い状態でも重くて動かしにくい。
 最大長にしたら本当に重くてすぐに参ってしまいました。





 腕力に自信のある私でさえこんな状態ですので、力の弱い方などは扱いきれないでしょう。

 販売ページのサムネイル写真には、ニコニコと笑って機会を操っている女性が写っているけど。

 
絶対ウソだ!!!(・へ・;;)

 約1時間ほどの作業で支えている左腕が痛くなって持ち上がらなくなったのだから間違いない!



 重いのをこらえて作業をし続けて大まかな樹木の剪定が出来ました。
 高枝鋏を使ったり、脚立を立てて植木鋏を使うより遥かに早く作業が進みます。


 前庭部分の剪定をあらかた終えたので次に電動草刈機に変更します。





 金属派も付属されていますがプラ刃を使用します。
 ●電源:AC100V (50Hz/60Hz)●消費電力:250W●定格時間:30分

 この手の草刈り機は手慣れたもの。
 現在使用している刈る刈るボーイ(消費電力280W)がそろそろ寿命を迎えそうなので新規に購入したものです。
 柄の長さが1.3mと少し短い。
 二分割できて収納性は良いのだけど柄が短いとちょっと怖いです。

 草刈り機の方は消費電力が少し大きいですけど全く問題無しで使用できます。
 さすがに電気の消費が早く、終了後には残量は49%となっていました。




 母屋が近くにあって延長電源ケーブルも余裕で届くのに、なぜポータブル電池を使って実験をしているのか?

 私は他の県に農地を所有しています。
 先祖伝来の農地で親父から相続したので私が所有者です。(番外:ルーツを辿る 参照)





 メインの水田では地元の方に稲作をしていただいております。
 その水田以外の小さな田んぼや山林があちらこちらに散らばって存在しております。
 稲作をするのに小さくて不便な形状なので休耕田となっています。

 休耕田だからと言って放置しておくことはできません。
 農地なので放っておくと雑草がボウボウに生えてきます。
 雑草が映えると近所の農家の方が
 『害虫が湧くから早いこと切らんといかんっちゃ!』
 と、怒られてしまうわけです。

 今までその草刈り作業を親戚の叔父さんに任せていたのですが、昨年草刈りの最中に転倒して足を骨折してしまって治るのに2ヶ月かかったとか。
 叔父さんももう年なのでいつまでも甘えてばかりいられない。
 草刈り程度なら私も出来るので、年に3回ばかり通えばいいので、自分でやろうと準備を始めたのです。
 近々、今後のことを叔父さんと打ち合わせしに現地へ行ってきます。





 で、その前にどうやって草刈りをするか。で、さんざん迷ってきました。
 エンジン草刈機買ってもいいけど、年3回程度の100坪にも満たない土地のために買うってのはどんなもんか。
 ガソリンも運ばなきゃいけないし、メンテもしなきゃいけないし。

 近年、バッテリー交換式の電動草刈り機が多くリリースされてきました。
 性能は十分なんですが、問題は付属バッテリー。
 ご存知のように交換バッテリーは非常に高価。
 作業量に合わせてバッテリーを幾つも用意しなきゃいけない。
 機種が異なるとバッテリーの規格が合わなくて他への転用が効きにくい。
 という難点からこれも買うのをためらっていました。


 最近のキャンプブームで注目を集めだしているのがポータブルバッテリー

 これを使ってAC100Vの電動園芸・農機具を使えばいいじゃないか!(゚∀゚)アヒャ♪
 と思いついたのです。
 ポタ電は災害非常用にも車中泊用にもキャンプ用にも使えて万能。
 おまけに天候が良ければソーラーパネルで充電できるし。




 液晶の数字が動画に写っていると思っていた。 真っ黒で何も見えないのは失敗。
 写真を撮っておけばよかった。



 園芸、農業器具を使用したレポートなんてネット上にほぼ無いので、今回のテストとなったのです。
 別荘があるとアウトドアでのいろんな実証実験が出来るので所有してて良かったです。




 午後は刈り取って散らかった枝葉の後片付け。





 使用するのはブロア。
 これもポタ電を使用してみます。





 使い慣れているブロアは550W。
 ポタ電の出力を少しオーバーしています。
 これが使えるかどうか?





 コンセントを刺して動かしてみます。
 問題なしに動き出しました。
 動き始めてから徐々に最大送風になる機械で、瞬間的に600Wをマーク。
 それでも電池表示には危険マークも出ず保護回路が動いてダウンするということもありません。

 しばらく作動させて一旦スイッチを切る。
 もう一度作動させようとすると・・・

 あれ?動かない。?(゜_。)?


 ポタ電のところに戻って液晶表示を見るとビックリマークが出て、AC出力がダウンしています。
 たぶん過放電の回路が反応してスイッチを切ったのだと思う。

 ACスイッチを入れ直してブロアを再起動すると動き出しました。
 一旦ブロアを止めてまた起動させると今度は普通に使える。
 知識が乏しいのでシステムがダウンする仕組みがよくわからない。

 あまりこういうことを繰り返すとバッテリーに良くないと思うので、こういう使い方は今回限りにしておきます。





 約30分ほど使用して枝葉の後片付けもだいたい終了。
 電池の残量を見ると14%となっています。
 ポタ電を使用したテストはここまでとします。




 出力500Wなので、電動チェンソー(1300W)や電動ハンマー(1100W)などという機器は使用できませんし、たとえ使えたとしても低電圧で機械の破損につながるので使用しないほうが良い。
 もっとハイクラスのポタ電なら軽々と作動するのでしょうけど、非常に高価な物だし、重量もかなりあるので田んぼやら森の中に運んでいくと言うのは実用的ではありません。
 将来、電池がもっと小型低コスト化されたらエンジンや交換バッテリー式と同じくらい一般的になると思えます。


 今回は天気が悪くてソーラーパネルを併用したテストはできませんでした。
 また別の日に太陽光充電を伴ったテストしてみたいです。


 動画:


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