山の古別荘のDIY記

裂けるとは思ってなかったよ

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 先月の半ばごろから鼻水と咳が出始めました。
 これは風邪をひいたかなと市販の風邪薬を飲んで大人しくしていました。
 日増しに咳がどんどんひどくなってきます。
 私は喘息持ちで、今の季節は黄砂にも反応してこういう症状が出ることが度々ありました。
 たいていは咳止めを飲むと治まっていたのですが・・・。

 今回は咳止めを飲んだ時は一時収まるものの、夜中に猛烈な咳に襲われ呼吸困難に陥ることもしばしば。
 しまいには、声帯付近が痛いのではなくて気管から肺のあたりまで痛みが出てきて、もしかしてこれはコロナ?と疑うようになってきました。

 薬局に行き、その場に居合わせた薬剤師さんに相談してみます。
 「咳止めと言うとこれとこれがおすすめですが、症状はどんなふうですか?」
 「咳に加えて鼻水と痰も出ます。熱は無いです。体もだるくはないです。」
 「もしかして、こうこうこういう状態の鼻水じゃないですか?」  
 「そうそう、そういう症状です。」
 「じゃあ、咳止めじゃないですよ。こっちの鼻炎の薬試してください。」

 と指差したのは
花粉症の鼻炎薬

 「え?私花粉症じゃないですよ。鼻はすーすー通ってますよ。」
 「いやいや、それはアレルギー性の鼻炎が原因なんですよ。」
 「ええーっ!そんな花粉症ってあるんですか!?」


 「ええ、ありますよ。 だって私が同じ症状なんですから。σ(^○^)」

 購入した薬を飲むと次第に咳が治まってきて、急に楽になっちゃいました。(;´д`)ノ


 数日後に知人にこの話をすると、今年はそういった方が非常に多いといいます。
 花粉症ではなかった人が咳がひどくて病院に行ったら、
 「アレルギー性鼻炎が原因ですよ。」
 と言われて鼻炎薬を貰ってくるとか。


 家に帰ってから子供たちに薬局で聞いたことを話しします。

 
『この咳はうつるような風邪じゃないからね!』

 と自慢げに説明していましたが、それもなんか変だった。(;´д`)ノ


 今シーズンは花粉も黄砂もひどいと言われていましたが、こんなにひどいのは初めて。
 日頃からアレルギーが出やすい人は大変だと思います。
 お大事に~。





 今年は日本全国で大規模な山火事が頻発しました。
 この別荘地でも山火事が起きたそうです。
 更に消火の際に送水管にアクシデントが起きてたいへんだったらしいです。
 
 こんな年回りは森の中でバーベキューなどもしないほうが良い。
 火気厳禁です。


 森の木々をよく見てみると枯れ葉が枝に付いたままの木が多いのです。
 普通ならば冬が来たら広葉樹の葉は枯れて地面に落ちるのですけど、それが殆ど枝に残ったまま。





 この別荘の森だけではありません。
 住宅地や郊外の木々でも同じ状態になっている箇所が多く見られます。

 枯れ葉が地面に落ちると、少しだけど雨などによる湿気を含んでいて簡単に火などは付かないのです。
 しかし、空間にある枯れ葉は乾燥しきっていますから、何かの火、かすかな火の粉でも付くとあっという間に燃え広がるでしょう。
 今シーズンはいつもとは異なる冬でした。



 前回記事「重い家電を運ぶ方法」の日の続きです。


 午後から木を1本伐採にかかりました。
 庭の横手にあるグネグネ曲がったひょろひょろのナラの木。
 根本の直径は20数センチほど。

 立ち枯れしていてこのまま放置しておくのは良くない。





 写真をご覧になればおわかりになるように、横に傾いた偏芯木。
 谷側に倒すのが手っ取り早いが、倒れる方向には多くの雑木があって、倒すと確実にかかり木になってしまいます。
 手前の庭の広い場所に倒したいけど、重心が傾きすぎていて狙った方向に倒せる自信はありません。
 何とかしてロープを掛けたい。


 ネットでロープのかけ方を調べていたら「スローライン」と言うのを見つけました。
 ここで言うスローラインとは、樹上にロープを掛けるための技術と道具のこと。
 ポリエチレン製のコードにおもりを付けてブンブン振り回して目的の枝に放り投げます。
 ロープが枝を越えたら手繰っていき太いロープへと繋いでいきます。

 
「こんなの簡単だろう。(゚∀゚)」

 そう思って準備してきました。

 ラインは買うとめちゃ高価なので、釣り糸のPEラインの太いやつ。
 オモリはコンビニ袋に小石を入れて、袋にカラビナ付けて出来上がり。





 さっそく振り回して投擲してみます。

 1投目:
 ぜんぜん高さが足りない。(×_×;)





 2投目:
 ラインが指先に引っかかって戻ってきた。
 危ない!

 3投目:
 やっぱり高さも距離も少し足りない。


 
これは、しっかり練習しないとアカンやつや!(,,゚ x 。)/

 めちゃめちゃ難しいです。
 思った所へ簡単に飛ばせるような代物ではないです。

 時間の無駄です。
 すぐに諦めました。



 仕方ない。
 倒れたら倒れたときのことで伐採に取り掛かります。
 枯れてしまった木。
 チェンソーを使うには面倒くさいので手ノコで切っていきます。


 伐倒方向を定めたいので一応受け口を作り、追い口側にノコを入れていきます。
 枯れているから最初はスルスルとノコが入っていきましたが流石に芯は硬い。
 気温が高くなってきて汗が吹き出す。
 チェンソー出してきたら良かったか。

 半分以上切り進めたところでバキッと木が割れる音がしました。
 切り口が開いてきています。
 一気に倒してしまいたいので物置からバールを持ってきて切り口に差し込んで広げます。





 バールの長さの分離れたところに立っているので、木が跳ね上がっても大丈夫。
 うんうん言いながらバールを差し込んで広げ続けると、バキバキバキと木が倒れてくれ・・・・・


 
みるみるうちに途中から割れ目が入り裂けてしまいました!(;´д`)ノ

 
私は慌てて逃げ出します。





 裂けるなんて思ってもみなかった。
 細い木でも裂けるんだな。

 しかし・・・


 
困った!


 残った部分を無理に切ったら木が跳ね跳んでしまう。
 どちらにぶっ飛んでくるかわからない。
 危険極まりない状態というのは伐採の動画をいくつか見て知っている。
 
 しかも傾いただけでまだ完全に倒れてはいない。
 先端部分は予想通り向かい側の木にもたれかかっていてかかり木。





 非常に不安定な状態。

 ロープを掛けるためにこの木の下に入るなんてとてもじゃないけど出来ない。
 根元部分でパキパキと木の割れる音が時々聞こえているし。

 木の幹がつながっているからこのままじゃ倒れない。
 腐って折れて自然着地を待っていたら数ヶ月、下手したら一年ぐらいかかるだろう。

 
まいったなあ、どうするよ。これ?(;´д`)





 何かいい道具はないかと考えること約10分。
 頭の中で物置の中の道具を思い巡らせていて思い出した!

 
遠い位置にいて離れていながら木を引っ掛けて下ろせるやつ。

 物置に取りに行きます。
 これが敷地内の母屋そばだからこんなことが出来る。
 離れた森の中とかだったらちょっと無理。

 



 
高枝ノコギリ枝打ち一発くん!

 長さ6.5mは伊達じゃない。
 
 最大に伸ばすとバランスが取れないので、手持ちの状態ではもう少し短い長さになる。
 それでも斜め45度上方で、距離5m以上の間隔があるというのはとてつもない安心感。





 鋸歯の歯を幹に食い込ませます。
 そのまま幹を揺さぶりながら手前に引っ張るのではなくて、下方に引き下ろす感じ。
 木の先端部と私の間には樹木が2-3本立っているので、こちら側に倒れてくるということはない。

 力を込めて引くと亀裂音とともに倒れてくれました。
 更に先端の枝部分にノコを入れて切断し、十分に接地させて安定させます。


 次に根元部分へ。





 こちらも距離に十分余裕がある上に手前に木が生えているので、跳ね上がってもここまで飛んでくることはない。
 ゴリゴリやって根元を切り離してようやく接地させました。



 木を伐採するなら最低でもメットは装着していないと。
 安全装備を身に着けていないのは私の大きな油断。
 こんなことが大きな事故につながるんですよね。
 心を引き締めねば。(・へ・;;)


 木は設置接地して安定しましたが、グネグネ曲がってる部分は後ろの松の木にもたれかかっているだけ。
 高い部分は身長より上の位置にあるし、枝でバランスが取れているだけかもしれないのでこれ以上は近寄らない。
 倒木の処理は次回。
 どこを切るか、どういうふうに転がしていくか、かなり悩みそうです。
 きちんと安全装備を身に着けたうえでチェンソーを使ってやっていきます。





 やっぱり庭の開けた方に倒したかった。





 この後時間があったので庭の手入れを少しばかりやります。
 木の葉が落ちているので小さな雑木が見えて切りやすい。
 ツツジの植え込みの中に入って小さな枝を切っていたら、剪定鋏のバネがどこかに飛んで行っちゃいましたよ。





 薄暗くなってきたし。
 そろそろ上がるとすっかあ。


 ここまでの動画:*動画の内容は記事とは少し異なります。

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