DIYでの修理や補修、建雄の維持のメンテナンスのために購入した用品は多くの種類があります。
それこそ生活用品の比ではありません。
私の場合、建物管理業という職業なので、職場で使用する物との共有化が図れます。
最初は道具類を往復させていたのですが、量が増えてくると面倒で、物を忘れてしまったりします。
となるとついつい山の家専用の工具や道具を買い求めてしまいます。
それと、山間の自然の中という性格上、この家でしか使用しない特殊性の高い物も生じてきます。
新規に揃えたり、破損して買い替えたり。
この10年の間に多くのお金を費やしてしまいました。
今回はその中から特徴的なものをピックアップしてみます。
10年前。
当時の私は室内内装のリフォームの知識や経験はありましたが、木造家屋の外装や建物の外骨格の補修に関しての経験や知識は皆無でした。
建築屋や大工さんに教わったことはなく就業したこともありません。
樹木のことや植物のこともわかりません。
植木鉢に植えられた小さな草ぐらいしか触ったこともありません。
右も左もわからない手探りの状態で敷地と建物のメンテナンスを開始したのでした。
この山の家には前のオーナーさんが置いていった道具が幾つかありました。
前のオーナーさんはお医者さん。
完全に分野違いですから残っていた工具類なんて、家庭で木の机や棚をちょっと直す程度の代物。
この家にあったのは、ピンクの工具箱に納められていたのが少しとネジ釘類。
カッターやノコギリも買ってきた。
ノコギリが無い、ニッパーが無い、モンキーレンチが無い。
やすり一つ無いし、カッターさえ無かった。
特殊な工具なんてあるわけない。
もちろん電動ドリドラもインパクトも無い。
床下物置の中は壊れた石油ストーブと空き箱。
そして園芸の道具類。
これは後々敷地の整備をする時に非常に役に立っています。
塗装のめくれを直そうと試みたのか油性ペンキなどありましたが、古くて中身は既に固まって使えない。
なぜか車載用の自動車用ツールがワンセット有った。
電動工具で作業していかないと手作業では時間の無駄。
会社の備品を山へ運んで作業します。
一番最初に開始したのがウッドベランダのメンテナンス。
で、最初からつまずいた。(;´Д`)ノ
木材の腐朽。
コンクリートの中で生まれて育った私。
こんなもんどうやって直すのかわからんですよ。
ネットで検索して出てくるのは、
木が腐ったらひっぺがして新しいのに張り替えろ!
ばっかり。(;´Д`)ノ
材木探しました。
このベランダは地元の工務店の独自規格サイズ。
25ミリx100ミリというサイズ。
普通、ホームセンターなんかに売ってある建材は「尺寸」が基準。
25x90、もしくは、20x105、又は、30x90とか微妙にサイズ違いで入手不可。
板の張替えが駄目なら補強できるコーキングみたいなものはないかと探していろいろと購入しました。
製品名やメーカーは敢えて書きませんが、費やしたお金が
2万円ぐらい。
使ってみたけど所詮コーキング材。
乾燥して固まってもゴム状で強度は無い。
気温で伸縮するとぺろっと取れる。(´;ω;`)
で、探して探してようやく見つけたのがエポキシでの補修。
お試しの簡易キット。
7,980円
*過去に
こちらの記事で紹介しています。
*現在、このキットは入手不可。
詳しくはヒロウッデンカヌーショップさんのページを見てください。
補修が終わったらペンキ。
木材保護塗料だけど、これに1万円以上使ったよなあ。(;´Д`)
とにかく初めてのことなのでどのぐらいの量を用意したらいいのかわかんない。
油性で有名なキシラデコールをわざと避けて水性塗料にこだわったから商品は今より入手しにくかった。
刷毛も何を使えばいいのかわかんない。
ウッドデッキが流行の兆しの頃で、制作のページは有っても、メンテナンスを記述したページなんてほぼありませんでした。
*この頃、ウッドデッキについて超有名な「ウッディモリタのDIYフィールド」さんのページなんてモニターに穴が空くんじゃないかと思うほど毎日真剣に見てた。
先輩方がアップしてくれたページを参考にして、自分で試行錯誤してやっていくしかなかったです。
ウッドデッキについてはこのホームページに記述していない、記述しきれていないことがたくさんあります。
自己流ですがそのうちまとめて記事にしようと思います。
次が外壁の木部の塗装と雨樋の撤去。
これも保護ペンキどれぐらい買ったかなあ?
結構な量を使ってます。
このぐらいから塗装用具が徐々に増えだします。
普通の刷毛、コテバケ、伸縮ポール、ペンキ用バケツ、etc・・・・
雨樋の撤去なんて高さがとんでもなく高い。
2mの脚立に乗っても届かない。
ベランダ側にいたっては足場がないとどうしようもない。
ひっつかんで持ち上げて金具から外すことができれば・・・・
超長いマジックハンドのような物。
そういう道具がありましたよ。
高枝ばさみ!!(゚∀゚)
長さ3mの高枝ばさみを買ってきて雨樋を止めてある針金を無理やり切断。
雨樋を持ち上げてひねって金具から外して下に落としていく。
高枝ばさみって高いんですよね。
8000円ぐらいしたかな。
これぐらいから購入する物が加速していきます。
軒天補修のための材木類。
物置のステップ補修のための材木と塗料、ネジ類。
玄関前の雨だれ飛散防止で敷いた玉砂利やら飛び石類。1万円ぐらい?
1年を経過して再び夏が近付いてきて必要になったシロアリ、スズメバチ、キクイムシのための殺虫剤類。
まとめ買いして数万円になります。
*こういう専用殺虫剤類はけっこういい値段がするのだ。
この他、それぞれの補修やメンテナンスに関わる備品をたくさん購入しています。
人里離れたこの山奥。
作業をしていて、もし材料や備品が足りなくなったらそこで中断してしまいます。
里に降りて買ってくるか、次回来る時まで待つか。
山の家から近くの街まで片道約12キロほどあります。
半分が山道で車で移動すると約20分ほどかかってしまいます。
間に信号が2つしか無いにも関わらずです。
物資は予め購入しておいて山へ運びます。
一度別荘地内に入ってしまえば、町中への往復は1時間弱ぐらいかかるので、滅多なことでは街には行きません
それでも、どうしても行かなければならない時が何度かありました。
一度行ったらもう行く気もしないし、時間と燃料の無駄なので出来るだけ一度の買い物で済ませようとします。
一つ一つの買い物に必ず
予備品を買い求めてしまいます。
その分費用も余計に出てしまうのです。
そして、買い求めた物を歩留まり良くきっちりと使い切って終えるかと言うとそうではなく、たくさんの材料を余らせてしまいます。
次に使える時が来るまで収納庫に仕舞うのですが、
その買ったということを忘れてしまって再び買ってきてしまう悪循環。(;´Д`)ノ
同時進行で庭の整備も進めています。
園芸用品はけっこう散財しました。
電動草刈機:\7,254円
これは早めに買っておいてよかったです。
母屋周辺の草を刈るだけなので電動式にしました。
エンジン式はメンテもたいへんなので。
チェンソー目立て器:\8,071円
電動チェンソーがあったのは助かりました。
チェンソーの手入れ用品がありません。
オイルとともに購入。
園芸用ノコギリ、植木鋏、レーキなどなど。
この家にはスコップとか鍬などがありましたが、植木鋏とか基本的な物がありませんでした。
落ち葉掻きにレーキを買ったけど使い勝手が悪くてちっとも使ってません。
ブロワ:¥9,475円
無限に降り注ぐ落ち葉に流石に参ってしまいました。
ブロワを買ってから作業効率アップ。
バキューム機能は不要でしたね。
最初の1年間でこれだけの物を買い揃えました。
それぞれに付随する備品、例えば延長コードや草刈り機の替刃なども買っています。
1年を過ぎたところでこの出費は留まることがなく、更に金額を増していきます。
修理・補修道具、材料は大規模修繕を行うまで延々と続くことになります。
園芸・土木用はますます増えていきました。
それらはまた次の機会に。