山の古別荘のDIY記

温水便座(ウオシュレット)取り付け方 後編

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 *ウオシュレットはTOTO社の登録商標です。


 前編の続き





 2.既存便座の取り外し





 便器から既存の便座を取り外します。


 便座蓋は便器の後部に2本のボルトで固定されてあります。







 便器の下側から覗いてみましょう。







 こうなっています。

 プライヤーを使ってこのナットを取り外します。
 最初は固いですが、あとは指でくるくると回るので簡単に取れます。






 ボルトにはぐらつき防止固定用のゴム製のパッキンが付いています。
 (他に樹脂製などのナット類が付いているような場合は全部取り外します。)


 ゴムのパッキンのみになりましたら、便座をおもいっきり上に持ち上げて引っこ抜きます。




 この便座はこういう仕組みですが、他に固定用ネジが付いているタイプはご注意ください。



 便座を引っこ抜くと、クッションのゴムプレートが敷いてありましたのでそれも取ります。






 裏側に残ったパッキンも取ります。
 便座にくっついてしまっていたのでドライバーでこじて押し落とします。







 きれいに掃除してやって終わり。




 *賃貸マンションで退室時に原状に戻さなくてはいけない契約の場合があります。
 取り外した便座や配管パーツ類を紛失してしまうと、弁償の対象となってしまいます。





 全てのパーツをきちんと保管するか、管理会社へ返却、預けておくなどの手続きを取ってください。




 3.温水便座の取り付け


 付属のベースプレートを乗せます。
 まだ仮止め段階ですので適当な位置で結構です。







 付属のボルトパッキン類を上から通して仮止めします。








 本体を持ってきて、ベースプレートに装着する前に給水ホースを本体に取り付けます。







 最初に本体を固定してしまうと工具が入りにくくなるので、この段階で給水管を取り付けるのです。


 取り付け後、上から見るとこんな感じ。



 これは東芝社製品。
 Panasonic社製やTOTO社製はここは下から取り付けるので、上からは隠れてしまって見えない。



 Panasonic社製のはこうなってる。



 タンクと便座の隙間を調整しながら便座本体をベースプレートに合わせます。
 タンクとの隙間が無いと、便座蓋が立たなくなります。







 位置が定まったら本体をベスプレートに押し込んで固定させます。
 かちっと音がするまで押し込むとプレートと本体が固定されたことになります。



 この段階では取り付けボルトは仮止めです。
 ボルトを下から少し持ち上げると、本体の移動が可能です。

 便座の傾きや取り付け位置を確認、調整してやって固定ナットを締め付けていきます。







 本体取り付けボルトナットは樹脂製ですので、工具できつく締め付け過ぎると簡単に破損してしまいます。
 工具で軽く締め付けるだけにとどめておく方が良いです。
 力の強い男性でしたら、指でしっかりと動かなくなるまで締め付けるぐらいで大丈夫です。
 使用中に緩んでぐらついてきたら締め直せばいいだけですから。








 4.水漏れ確認とテスト



 全ての工程が終わったら通水してテストしていきます。

 止水栓のコックを徐々に開けていき通水します。


 しっかりとナットを締め付けているのに、水が噴き出したり、じわじわと垂れてくるのは、ナット内部のパッキンがずれているからです。
 一度水を止め、ナットを外してパッキンをきちんとはめ直してみてください。



 一番やっかいなのがじわーっと滲み出てくる水漏れ。

 きちんと取り付けたはずなのに、気がついたらポタリポタリと水が落ちている。
 新しいパッキンを使うとそんなケースはあまり無いのですが、不良品や僅かなズレが原因で生じることがあります。


 それを確認するのがこの方法。

 ①最初に金具や配管全てを、乾いたタオルで水分が無くなるまで拭き取ります。

 ②しばらくしてから、乾いた水分の無い指先で各部を触ってみます。





 水漏れが生じている場合は、指先に水が付着します。
 何も付かなければOK。





 但し、結露で配管に水滴が付く場合もありますので、結露が生じていない環境で確認してください。
 通水した直後は水の温度が低いので結露が生じやすいですが、配管内の温度と部屋の温度と同じになってくると結露は収まります。

 5分後ぐらいにもう一度この確認を繰り返して何事も無ければ水漏れは起きていません。


 最後に電源を入れ、説明書に従って設定して、実際に水が出てくるかどうかテストして終わりです。








 よくある失敗しました

 今回、お客さんのトイレに付けたのだけど、最後のテストでまさかズボンを降ろしてまたがるわけにはいかない。(;´Д`)ノ
 センサーを片手で隠し、両肘を便座に置いて体重かけてテスト。
 もう片方の手のひらで飛び出す水を受け止められると思ったら・・・

 かざした手の位置より下から水が飛び出してきて。
 あわててスイッチ止めたけど服がびしょびしょ。ヽ(TдT)ノアーウ… 






 今回取り付けしたのは東芝社製の「標準・大型便座兼用」商品。
 標準便座より少し大きめなのはわかっていました。

 実際に取り付けてみると、けっこう出っ張っていました。






 既存の便座はTOTO社の標準便座。
 便座長は50センチの本当に標準の便座です。

 こんな状態でも「適正」なのです。








 過去に取り付けたのがPanasonic社の製品。

 こちらは反対に便器の方が大きい。





 便器はINAX製。

 本当にメーカーによって多種多様なのです。




 あとがき

 以上で、温水便座機の取り付け方を終わります。
 各社各メーカーによって便座の取り付けや仕様が異なるので、この解説に当てはまらないケースや、パーツ類が異なる場合があります。
 基本的な事柄はだいたい同じですので、このページはあくまで参考としてしてください。
 お願いいたします。m(_ _)mペコ




 温水便座機は業者に取り付けを頼むと、取り付けだけで7千円~1万円。
 ぼったくり業者になると付帯工事もないのに2万円以上取る者もいます。

 現行の機種はどの製品も取り付けは非常に簡単です。
 電源など付帯工事が必須の場合はやむを得ませんが、取り付け条件が整っているなら、ご自分で取り付けに挑戦してみられてはいかがでしょうか。


 それでは、快適な便所ライフをお過ごしください。( ̄□ ̄;)!!




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 発売当初は1台20万円ぐらいしました。
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