水性ステイン
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 主成分が水のステイン塗料の実験です。
 成分が水ですので匂いが殆ど無く、扱いがとっても楽です。
 私が購入したのがこれ。
 乗っているキャップは計量カップにもなる。
 乗っているキャップは計量カップにもなる。
 和信ペイント株式会社というメーカーから販売されている、
ポアーステイン。
 
ポアーステインオフィシャルページ
 このポアーステインという商品、たいへん有名な商品で発売されてから30年ぐらい経過しているけれど、内容成分が変わっていないとか。
 この会社のホームページに行くと、すごい量の製品群があって、油性はもちろんのことニス、漆、ワックス、などどの製品をチョイスすればいいか迷うぐらいです
 このポアーステインは本来は木工のハンドクラフト用として製造されているようですが、家具や室内の木部調度品に十分に使用出来ます。
 特徴はなんと言ってもその色の種類の豊富さと発色の良さ。
 全18色で、グリーンやレッドにブルー、ミストグリーンとかホワイトとか豊富です。
 *和信ペイントさんより画像を拝借しました。
 *和信ペイントさんより画像を拝借しました。
 水性ですので水で幾らでも薄められます。
 混ぜたり薄めたりすることで圧倒的な数の色が出せます。
 木材への浸透度合い、顔料の定着度合いも使ってみれば、「これが水性か!?」と思うぐらい優れものです。
 普通、乾燥した木材は表面張力で水分をはじくのだけど、この塗料はすーっと入って行きます。
 また、製品も入手しやすく、各ホームセンターやハンドクラフトの店では必ず言っていいほど販売されています。
 一番小さいボトルで500円前後で安価です。
 主成分が水ですので乾燥は水分蒸発の自然乾燥です。
 春秋で1時間強は待たないといけません。
 私が購入したのは、ホワイト、メープル、オーク、グラスグリーン、オールドローズの5色。
 木片に塗ってみてそれぞれの色を試してみました。
			
オーク
 オークは赤みのないダークブラウン。
 水で薄めるとナチュラルウッドとなります。
 塗って乾燥させ拭き上げる前の状態
 塗って乾燥させ拭き上げる前の状態
 これをクロスで拭き、ブライワックスのナチュラルブラウンで仕上げてみました。
 
 見事なキャラメル色になりました。
 実物を見ていると食べられそうな深みです。(;・∀・)
 これは一番気に入った色でした。
 10倍希釈の方はこうなります。
 
 こちらも木目が出ていい感じです。
 ミルクキャラメルですね。
			
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グラスグリーン
 名前から想像したら若草色を想像していたのですが、鮮やかな緑色でした。
 
 水で濃度を薄めることで色合いが変化していきます。
 実験してみました。
 
 このグラスグリーンはかなり薄めても色がしっかりと付きます。
 ブライワックスのクリアで仕上げるとこんな風に。
 
 非常に鮮やかな発色になりました。
 下地の木の色によっては黄色みがかったり、赤みがかったりするので、素材により色は微妙に変わってくると思います。
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オールドローズ
 この色が実際に使用するに当たって一番汎用性が高いのじゃないかと思いました。
 やっぱり女性はピンクが好きでしょ。(・ω・;) 
 
 塗ってみると原液は鮮やかなピンク。
 薄めるとはんなりとしたピンク。
 希釈していくとこうなります。
 
 薄めすぎると色が付いているのかどうかわからなくなりますが、しっかりと色は残っています。
 ブライワックスのクリアで仕上げるとこんな風に。
 
 とてもきれいな仕上がりになりました。
 きれいですが、この色には難点がありまして、ウエスで拭いても拭いても色が付いてきます。
 かなり時間をかけて磨き上げないと色移りしてしまいます。
 手間がかかる。(;´Д`)ノ 
			
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メープル
 メープルはハチミツ色を期待しましたが、木に塗るとほぼ黄色に近くなります。
 原液の色です。
 
 オークの10倍希釈より黄色みがかかっています。
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 ホワイト
 ホワイトも実用的な色かと思い購入しました。
 一度目を塗ったときは薄くて下地の木材の色が如実に表れてしまいます。
 
 薄いな~と思って二度塗りしてみました。
 
 色が白なので肉眼で見るのと異なり、写真には写りにくい。
 しっかりと木目の出ている白い木って感じ。
 塗りましたよ~感満載になっちゃいました。(;´Д`)ノ 
 これもワックス塗って磨いてみたのですが、使い道は限定される色ですね~。
 ホワイトを実際に大きな板に使用してみた画像は
こちら。
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 ポアーステインにはまだブルーやらブラックなど魅力的な色があります。
 機会があれば実際に使用してみたいです。
 
ポアーステインのブルーを使ってみた画像はこちら。
 ステインは一度塗ると木材に染みこむので剥がすことが出来ない。
 取るためには木材の表面を削るしかありません。
 失敗は許されない。(;´Д`)ノ 
 これらを踏まえて現場で使用してみることにしました。 
動画:
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