趣味の沼の回顧録

撮ってる写真は猫ばかり

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 本当は山小屋でのDIY記でも書きたいわけですがネタが無い。

 ネタが無いのも当たり前、現地に行ってないのですから。
 この猛暑の中、エアコンの無いあの山小屋で過ごすのは死を意味する。
 部屋の中かベランダで、ぼーっと寝転んでいることさえも命の危険を感じる気温です。
 氷なんて板氷でも30分と持たない。

 バケツに水を張って足を突っ込んでバルコニーでくつろいでいれば何とかなるんじゃないかと妄想していたのですが、実際に現地に一日いただけで現実の暑さを理解した。
 そんな物不可抗力。
 頻繁に頭から水をかぶってでもいないと、体温が上昇しすぎて熱中症への扉がすぐに開いてしまいます。


 ビニールプールでも買ってきて庭に設置して、パシャパシャやってないと耐えられない。

 それもいいかなと思ったのですが、頭の禿げた大のおっさんが、森の中で一人ビニールプールではしゃぐって言うのもね。Σ(゜д゜;)
 誰かに見られたら変態だーっ!って叫ばれるかも。




 家族で川遊びに行った時に、ボートで一人遊んでいるおっさん。(;´Д`)



 と言うわけで、涼しくなってくるまでこういう趣味ネタでごまかします。





 最初に書いておきますが、このページでカメラ機種の機能とか、レンズの評価などを記述しようとは思いません。
 ましてや撮影した写真の自慢だとか、作例だとか、芸術的な観点でアップしようとするわけでもありません。

 そう言うことは、本格的に写真を趣味として生業として日々過ごされている大先輩方にお任せ。
 レンズ沼に一時はまったとは言え、本格的にカメラを生き甲斐とされている方々から見れば、私など赤子のようなもの。
 カメラ本体やレンズ選びの参考にと思われる方は、そういう諸先輩方のページを閲覧してください。









 新しいカメラやレンズを入手すると、何かを撮りたくて撮りたくて仕方がない。


 製品を入手してからじっくり触ってみるのは、たいていその日の夜になりますから、写すべき被写体があまりありません。
 郊外の住宅街で夜にカメラを持ってうろうろしていたら、痴漢と間違えられてたちまち捕まってしまいます。

 子供達は家にいるときの不格好な様子や、変な顔をしているシーンを撮られるのを嫌がって逃げて行ってしまうし、家具なんか撮っても面白くも何ともない。

 私にとってそう言うときの最良の被写体は「」なんですね。




 ペットの愛猫が1匹いました。
 彼の名前はまるお。
 彼が主役になってきます。




 PENTAX *istD TAMRON SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] (A09)



 猫はカメラレンズを嫌がる。
 とよく聞く話です。
 カメラレンズを向けてもそっぽを向いてしまいます。
 カメラレンズが天敵の大きな目に見えてしまうから、と言うのがもっぱらの理由ですが、得体の知れない機械を向けられて用心しているのが本当のところじゃないでしょうか。

 猫のカメラへの抵抗を無くすために、近くに置いたまま放置しておくと、匂いをかぎに来たりちょんちょんと足で突いてみたりします。
 そうしている間に、何でもない物だと理解してあまり抵抗は無くなります。






 犬だったりしたら、嬉しいときは尻尾や動作で喜びを全身で表します。
 怒られたりしたときもしゅんとした顔をしたりして、表情の違いがわかりやすいです。

 ところが猫というヤツは表情が殆ど出ない生き物です。
 顔に表情が出るっていうのは、怒ってフーッシャーッ!ってする時ぐらい。
 飼い主の私や家族にそんな顔をすることってまずありえません。




 KONICAMINOLTA αSweetD AF50mm F2.8 Macro



 いつ撮っても同じ顔。
 どんな場所でも同じ顔。
 嬉しいのやら困っているのやらわからない。

 いつもいつも同じ表情なのでこちらも次第にイライラしてくる。


 たまには笑えよ!(`△´+)


 と、思うものの愛猫は表情も変えず知らんぷり。




 で、こういうことを繰り返していると、猫も次第に嫌がってレンズの方を向かなくなる。
 顔の方に回り込んで目線を拾おうとしても顔を背ける。




 PENTAX K10D smc PENTAX DA Fish-eye 10-17mm F3.5-4.5 ED [IF]



 まるおちゃ~ん♪

  こっち向いて~ん♪


 と大のオッサンがニコニコと笑いながら、猫の後をついて回るようになる。

 どこまでも逃げていき、最終的に机の下や家具の隙間とかに入って出てこなくなる。

 出てくるまで辛抱強く待つ。

 出てきたらまたカメラを構える。

 また猫が逃げていく。

 そしてエンドレス・・・



 そんなことをしばらくの間は日々繰り返すのですが、テストのために1回に撮る写真も1枚や2枚じゃないですし、シチュエーションを変えて撮ったりもしますから、パソコンの写真フォルダーは、たちまち無意味な猫写真でいっぱいになってきます。
 カメラレンズが増える度に猫写真が増えていきます。  ( ̄▽ ̄;)






 ある瞬間気付くのです。


 パソコンには猫の写真が数千枚。数えたこと無いので実数はわかりませんが。
 数年も経てばカメラの数だけ、レンズの数だけ猫写真があふれかえります。


 オレは何をやっているのだと。(;´Д`)




 PENTAX *istD M28mm f2.8



 私はアウトドアフィールドでの風景撮りや神社仏閣古跡などの建造物撮りをしたいのです。
 猫を撮るためだけにカメラを買ったのではありません。

 なのに保存してある写真の1/3ぐらいは猫写真!!(;´Д`)ノ

 という事態に陥っていました。
 家族なんてもっと無い。



 時が経ち、レンズ収集症候群から抜け出せる様になってくると、猫にカメラを向けることをしなくなってきました。
 しかも愛猫が老いてしまって、あまり活動しなくなり、一日中ゴロゴロして無表情に輪がかかってくると余計に撮らなくなってきました。
 やがてブログネタを撮るとき以外は猫を追いかけなくなり。
 しまいにはコンパクトデジカメしか使用しなくなり、一眼レフを出してくることもなくなってしまいました。
 最近はスマホですら撮らない。





 が!!!



 写真撮りたい症候群は治まる気配はありません。


 その後、次の被写体探しが開始されるのでした。





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