山の古別荘のDIY記

雨樋切ったった

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 前回の日の午後からのことです。

 
 毎回恒例の落ち葉掃除を始めます。
 暖かくなってきたから落ちてくる杉の枝も今シーズンはもう止まるでしょう。
 そろそろいい加減にして欲しい。(>ω<)





 雨樋に乗っているのが細かい杉の花が枯れて落ちてきた物ばかり。
 杉の花は米粒大の大きさですが、大量に降って積もるぐらいになります。
 雨樋を受け金から外して一気に落とします。

 順番に掃除していき最後に端にある雨樋会所のところまでやってきました。

 あれ?何か変。(*。*)?

 雨樋の枡の両サイドに異様な数の杉花がこんもり溜まっている。

 もしかして・・・・


 何か細くて柔軟性のある長いものは無かったかな?
 ビニールホースの短いのがあるのでそれを入れて内部を確かめてみよう。

 経年劣化でガチガチに固くなった水道ホースがあります。
 固いと言ってもある程度は曲がるのでちょうど良いぐらいの固さ。
 排水口から中へ突っ込んでいきます。

 あ、やっぱり詰まっている!(;´д`)ノ

 ホースが途中まで入ってそこから動かなくなりました。





 どうしようかな?
 水圧かけてみるか。

 ホースリールを持ってきて配管内に勢いよく水を入れてみます。





 しばらくすると一杯になって水が溢れそうになってきました。
 満杯になった水は徐々に流れていきます。
 全く閉塞しているようではないのですが、大雨になれば簡単にあふれてしまうでしょう。
 軒板を濡らすとまた腐らせてしまう原因になるし。
 放置するわけにはいきません。
 この別荘には排水管詰まり用の通しワイヤーなどは置いていません。

 水を流しながらビニールホースで詰まりを突いてみることにしました。





 ダメ。 開通しない。(;´д`)


 さてどうするか・・・・。

 屋内に入って資材を入れてある押し入れを見に行きます。
 確か随分前に買った配管継手があったはず・・・。

 ありました。
 1個だけ残っていました。
 ボンドもまだ使えそう。

 金ノコを持ってきて配管を途中から切断します。
 塩ビ製の管はすぐに切断することが出来ました。





 断面を見ると真っ黒な塊が配管全部に詰まっています。
 かなばさみで中の固形物を取っていきます。





 詰まっているのは杉の枝やら杉の花、松葉とか落ち葉類です。
 こんなに黒く変色して腐敗が進んでいるのですから結構前から詰まりだしていたのでしょうね。
 下流側の配管をきれいにした後は上流側を掃除しますが、脚立の立ち位置からかなばさみは使えません。
 会所桝から水を出して水圧で押し出します。

 勢いよく水を流入させるとしばらくして黒い塊が押し出されてきました。

 ムリムリムリ!


 まるで長い間詰まった便秘のうんこがケツの穴から出てくるような・・・(^^;ゞ

 押し出された腐敗物はビチャビチャと音を立てて下に落ちていきます。
 配管の下の地面は腐敗物だらけ。






 これはいいシーンが撮れた!(゚∀゚)アヒャ♪

 滅多に無いどころか10年に1度あるかどうかと言うぐらいの詰まり抜きシーン。
 撮影した画像を確認しようとビデオカメラの元に行きます。

 カメラの液晶パネルが・・・閉まってる。(〇o〇;)

 撮れてない!


 なぜ?どうして?確かに開いて録画ボタンを押したはずなのに。


 パネルを開いてカメラを起動させます。
 するとゆっくりとパネルが動き出して閉じてスイッチが切れました。
 カメラを上方向にすると勝手に閉じていく。
 下方向にすると勝手に開いていく。


 またかいっ!!(-_-#)

 パネルを支えるヒンジ部分の破損。



 これで2回目です。
 パナ製でもビクター製でもこの故障は数多く報告されています。
 この手のカメラには付き物の宿命かもしれません。


 撮れていなかったものは仕方がない。
 今度は開いたパネルを横方向に回して勝手に閉じないようにして撮影を続けます。





 切った配管をそのまま放置しても雨水は下に落ちていきますが、軒下に落ちた雨水はまた別の問題を起こしかねないので復旧することにします。
 配管表面の汚れと劣化部分を取るためヤスリでまんべんなく削ります。





 継ぎ手をはめてみると微妙に入らないので、金鋸で少しだけワリを入れてやります。
 専用の接着剤をまんべんなく塗って継ぎ手をすぐにはめ込みます。

 接着剤はすぐに乾いてくるので手早く作業を行います。





 上流側の配管も同様の作業を行って接続完了~。





 少し歪んで斜めに繋いでしまったのは御愛嬌と言うことで。(^^;ゞ


 接着剤が乾いたら通水テストを行いますが乾くまでの間に下の配管部分もいじります。

 上のエルボで詰まりが起きるなら、下のエルボ部分でも同じことが起きているはず。
 コンクリートに埋設されるまでの表に出ている部分に穴を開けて内部を確認します。
 金鋸でワリを入れてペンチで一部切り取ります。





 開いた点検口からビニールホースを入れてやって内部を確認しましたが、こちらは詰まっておらず正常。
 次回、詰まりが生じたときはここから通管ワイヤーを入れてやって掃除することが出来ます。
 下流の排水桝も開けて内部をチェック。

 問題無いようなので通水テストをします。
 *ピンボケごめんなさい





 勢いよく水が流れています。
 継手部分も水漏れはありません。
 とりあえず完成!

 次回、上のエルボが完全に詰まったら上の部分は作り直しになるでしょうね。
 ま、そん時はそん時で対処しましょう。





 母屋前の通路の掃除を済ませて今日は終わり。
 午後からゆっくりするつもりでしたが思わぬハプニングで時間が潰れてしまいました。

 最後に石油ファンヒーターの灯油抜きを行います。





 これをやっておかないとファンヒーターのノズルが詰まって故障の原因になります。
 残った灯油はダルマストーブに移し最後まで燃焼させて使い切ります。

 今シーズンもご苦労さん、また来シーズンもよろしく。



 ここまでの動画:*動画の内容は記事とは少し異なります。


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