山の古別荘のDIY記

ベランダメンテの開始

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 リゾート地での憧れと言えば、眺めの良いウッドデッキでぼーっとくつろぐこと。
 悠久の時間の流れの中、自然と一体になった気分にさせてくれる場所が無くては、山の中に別宅を持つ意味がありません。
 海の家でも山の家でも、眺めの良いベランダがあるのと無いのとでは大違い。
 別荘の価値を大きく左右する物です。



 とにかくウッドデッキのベランダに椅子を出してくつろぎたいっ!
 o(≧◇≦*)o




 という思い一心から、面倒な室内より先にベランダをメンテナンスすることにしました。


 前オーナーがいなくなって手入れされないまま、約10年ぐらいを経過したウッドデッキ。
 ベランダに屋根がかかっているため、直接の雨や紫外線劣化の影響が少なかったせいか、材木の状態は築28年という年数の割に非常に程度が良い状態です。



ウッドデッキメンテナンス



 雨ざらしのウッドデッキで絶え間ないメンテをしなければ、5~6年で木部に異常が出てくるのですが、約10年以上放置していたとは思えない状態です。
 程度は良いと言ってもベランダの外周近くの木部は写真のように、塗装がはがれひび割れが始まっています。



ウッドデッキメンテナンス



 ベランダ全体はかなり汚れていてホコリや泥がこびりついており、雑巾でちょっと拭いたぐらいではきれいにはなりません。
 一番端は緑色のカビまで生えてきています。



ウッドデッキメンテナンス



 程度の良い理由は、前オーナーさんが建物外装の木部に「アクリル性木部塗料」を塗っておられたから。
 アクリル系などの塗膜を作る、いわゆる”ペンキ”は外壁や屋根の軒下の木部などに使用されていて、木目などの風合いを無くしてしまう代わりに、木材を自然の影響から保護します。
 分厚い塗膜がこの建物の保護となっていたようです。

 普通、ウッドデッキなどは木目の風合いを生かすために、通常の塗料ではなく木部専用の「ステイン系塗料」が塗られるのですが、この建物には使用された形跡はありませんでした。
 物置に使用されてた塗料の一斗缶が多数有った。


 ウッドデッキの塗装などを取り上げたページやQ&Aを読むと、「木材は息をしているので、塗膜を生成するペンキを使わない方がいい」と書いてあるのに出くわします。
 でも、この建物の状態を見ると、吹き込む雨や紫外線に長く放置されていたのにも関わらず、木部がしっかりと保護されています。
 実際にはどうなんでしょうか?
 ちなみに、デッキの裏側もしっかりと保護塗料が塗られています。







 私は、やはり木目を味わいたいので「ステイン系塗料」を使います。
 全体の洗浄と塗装はがしの作業を行っていきます。



 建屋表の散水栓からホースを回し高圧洗浄機で洗浄開始。
 エントリー機種でも、木部で使う分には水圧が十分です。
 ノズルを近づけすぎると、木部の表面が削れていくのがわかるぐらいです。

 それでも、古いペンキがはがれなくて残ってしまい、どんどんまだら模様になっていきます。(×_×;)



ウッドデッキ洗浄



 一番端の特に汚れている部分を洗浄しているときに、先端部の木部に腐食を発見!Σ(゜д゜;)

 腐った木材が洗浄機の水圧で深くえぐり取られていきます。
 ペンキの塗膜と汚れで隠れていたのでわからなかったのが、洗浄ではっきりとその姿を現しました。



ウッドデッキメンテナンス



 部分的に内部深くまで腐食していましたが、幅の半分以下の範囲内なのでちょっと安心。
 一応、この木に体重をかけても、たわんだりしなったりすることはないので安全です。
 ですが、このまま放置するわけにはいかない。

 ベランダ全体で、こういう木が腐ってえぐれてしまった場所が、全部で5カ所見つかりました。

 乾燥したらすぐにペンキを塗ることが出来ると思っていたのに、古い塗装と木部の腐食のため予定が大きく狂い出しました。


 さて、対策を講じなければ・・・・・コマッタ(;´д`)





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