山の古別荘のDIY記

手すりのクラックを補修

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 寒いよ、寒いよ・・・((((;゚Д゚))))ガクガク

 つい最近まで蒸し暑かったのだがいきなり気温が下がってきました。
 今朝は曇っているせいで山小屋周辺の気温は上がらず10度。








 寒いかもしれないと思って、灯油を買ってきたのは正解でした。
 今シーズン初のストーブの火入れ。








 天井の高いこの家はすぐには暖まらない。
 じっとしていると冷えてくるので、片付けをしながらうろうろと動き回ります。


 9月の後半にひどい風邪をひいてしまって、10月に入って一度治ったのだけど、家族に次々とうつってぐるりと一周してきてまたひいた。
 ( TДT)バカヤロー!
 こんな時に限って仕事がメチャ忙しくて、おまけに自治会では行事が目白押し。
 
 今回の風邪は鼻水と咳と、頭痛と微熱が一気に押し寄せてあっと言う間に悪くなる。
 未だに咳だけが取れずにゴホンゴホンやってる。

 体力は無くなるし、金は無いし、髪の毛も無い。(゚Д゚;)!!
 3無い運動実施中の秋です。




 トイレに入ると水がぽちゃぽちゃぽちゃ。
 フロートバルブを交換したばかりなのに、水が止まっていません。
 こりゃあボールタップだな。
 と思って、タンクの蓋を開けてみます。






 おひょぉーっ!!



 オーバーフロー管までしっかりと水が届いちゃってる!( ̄▽ ̄;)


 で、この位置まで水が入ったらようやく漏水が止まると言う離れ技。
 紙一重!!


 このボールタップには水位調節のネジとかナットとか見あたらないタイプなのでどうにも出来ない。
 このタンク用の交換ボールタップは\4500円ぐらい。
 金欠なんで痛い出費になってきた。

 余裕が出来たら買ってきて、交換の様子はまた記事にします。
 それまでは元バルブを閉めて止水しておきます。








 今日はベランダの手すりのクラックを補修します。








 クラックの状態をじっくりと観察します。







 割れた部分が浮き上がっているけど、押しても引いてもピクリともしない。
 指で叩いてみると空洞音が跳ね返ってくるので、割れて浮いているのは間違いはありません。
 鉄骨の柱にしっかりと密着していて、容易にはずれる気配はありません。







 木材に水分が入って乾くときに亀裂が入ったのではなくて、どうやら夏場の日光の熱による伸縮で柱に押しつけられて割れた様な感じ。
 木材なので僅かな伸びなのだろうけど、きっちりと密着していたからだろうか?


 このままパテ埋めだけすると、柱側にクラックの隙間が残ったままになります。
 そこから雨水が入って腐敗の原因となります。
 一度切り取ってしまって、パテで隙間を埋めながらもう一度くっつけるという作業が必要です。




 クラック部を切断します。







 このノコギリ。
 木工を行っている方ならよく知られている製品です。

 (株)岡田金属工業所さんの製品。
 ライフソークラフト145

 鋸刃のあさりが無くて、切断面がきれいで細かい作業に向いているオススメ物。
 
 これでクラックの終端を切っていきます。








 ある程度切れ目を入れましたが、全然ビクともしません。

 仕方ないので、隙間にマイナスドライバーを差し込んで、こじていると・・・・・



 バキッ!! ∑(´□`;)









 やっちまったあぁ!



 きちんと切れていなかったようです。
 クラックがどんどん伸びちゃって・・・・orz



 もう一度伸びたクラックの終端を、今度はもう少し深く切って切り離します。
 最後は強引にはぎ取りました。







 取り外した断片を見ると半円形。
 節から枝が生えていて、まるでこの部分だけ組み合わされていたのかと思われるような形で取れました。



 木材が柱にきつくくっついていたので、こすれて柱のペンキが一部剥がれてしまいました。
 と言うか、手すりを組み付けてからペンキ塗ったらしくて、鉄骨はオレンジの下塗りだけでしたよ。
 錆の発生原因になるので、錆鉄ペンキで塗装しておきます。







 
 木片は柱につっかえるほどくっついていたので、このままでははまりません。
 取れた断片と手すりの断面をサンダーで滑らかにします。
 付着した鉄用ペンキも出来るだけ取り去ります。








 木部の端部を整えて簡単にはまるようにします。
 わずかに反っているので直線になるように削ります。

 

 サンダー出してきたついでに、床板の一部も研磨します。







 この部分は、先日板を取って補修したときに見つけた盛り上がった節の部分なんですよ。
 また再び盛り上がって樹脂のような物が吹いてきたので、もう一度やり直します。









 形を整えた木材をくっつける作業に入ります。


 屋内家具などの木材をくっつけるだけなら「木工ボンド」で充分です。
 ですが、木工ボンドは水に弱いので雨水が頻繁にかかる部分では使用出来ません。

 雨水がかかりやすい場所の木材接着にオススメなのは「タイトボンドⅢ」。

 耐水性に優れ、接合後動かして微調整できる許容時間は約20〜25分、完全硬化時間は約5時間。
 硬化前は薄茶色。固まると濃い茶色。
 硬度もあり、ボートやカヤックの修理にも使われています。
 隙間を埋める効果は無いので隙間埋めにはエポキシ等が必要。

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Amazon

フランクリン タイトボンド3
115ml



 新たに買おうかなと迷ったのですが、今回は隙間が出来るので面倒ですがエポキシでの接着にしました。
 エポキシ余ってるし。(´・ω・`)


 *木材補修用のエポキシに関してはこちらのページへ


 まずは防腐剤のホウ酸水溶液を塗ります。







 ついでに穴を開けてホウ酸スティックも挿入しておきます。








 スティックを挿入してダボで穴埋めした後は、時間がもったいないのでドライヤーで強制乾燥。







 髪の毛の無いヤツがなぜドライヤー持ってるんだ!?Σ(゚д゚lll)
 

 これは前オーナーさんの置き土産。
 もちろん、この5年間一度も使ったことがありませんでした。
 古い製品ですが、まだ動く。(;^_^A


 この後、昼食で1時間ほど放置しました。




 昼食後エポキシを混合して薄く塗りたくります。
 今回、エポキシ溶液を塗るのは木材に浸透させるためではなくて、エポパテの接合を強固にするためです。







 エポキシパテを薄く貼り付け、







 木片を接着。




 押し出されたエポパテを指でなぞって、上下左右に出来る隙間に盛るように伸ばしていきます。
 切断時に失敗した切り込みの溝にもパテを入れます。(;^_^A








 エポキシ溶液とエポパテをこちらの床板にも添付します。
 ついでなので他の部分の傷とか凹みもパテで埋めていきます。








 あとは硬化待ち。

 エポキシ溶液は約1時間。
 パテは8時間ほどかかるので、この後の作業は次回にします。

 次回はサンダーでの成形と塗装です。



 で、木片が反っていたのが完全に直っていないのに気付いて、コースレッドで強引にビス止めしたら、木片が割れちゃった。
 下穴開ければ良かったよ。(;´Д`)ノ
 
 新たな割れ目にもう一度エポパテを塗り込みます。







 木片が剥がれ落ちることは無いけど、サンダーで削ったら割れ目が出てくるかも。
 その時はまたパテ埋めだな。




 


 今年は夏の終わりから初秋にかけて長雨でした。
 あちらこちらでウッドデッキなどの木部建築物に腐朽の被害が出たようです。

 私のページのベランダのカテゴリーにも「木部補修」という検索ワードですごい量のアクセスがあります。
 今までのいろんな試みが何かのお役に立てられればいいのですが。




 屋外で木々の様子を見回っていたら雨が降ってきましたよ。





 天気予報では曇りだったのですが、山の中は異なるようです。

 今日は早めに帰宅。




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