山の古別荘のDIY記

ブライワックス

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 「ブライワックス」という製品を購入してみました。

 ブライワックスは英国生まれの家具用木工ワックス。
 優れた発色と輝きで愛好者が一番多いワックスと言われています。






 海外オフィシャルページ 
 日本語は無いのでショップなどのページを見てください。



 ご注意:
 *各サンプル写真は現物と出来るだけ差が出ないように、モニターの正面に木片を並べて色あわせをしました。
 微妙な差はどうしても出てしまうことをご了承ください。
 また、ご覧のモニターや環境によっては色の出具合に差があることもご理解ください。



 ホムセンなどの実店舗で税込み3000円前後、ネットで税・送料込みで3100円(代引き含む)とちょっとお高めのワックスですが、一缶あれば広い面積が塗れるので値段相応かも。


 事前に刺激臭がある、臭いと聞いていました。
 どんな匂いかと蓋を開けてかいでみたら、どこかでかいだことのある匂い。
 なんだったけな~?
 と考えることしばし・・・・思い出しました。
 革靴のキウイで有名な靴磨きの匂いです。
 大量に使っていると頭が痛くなってくるでしょうね~。~(*゚∀゚)ラリルレロ



 ちなみに、このブライワックスも濃い色合いの物は、乾燥しても強くこすれば布などにかすかに色移りします。

 かなり強くこすらないと色移りしないんですけど、テーブルなどで肘をつくなどしていたら白シャツなんかだと付いちゃうかも。
 プロの方が作った家具なんか色移りしないんですが、そこらへんきっと何かのノウハウがあるんでしょう。









 最初に購入した色は「ミディアムブラウン」。
 ソフトで無垢の木に近い色合いを出したかったので、薄めの茶色を選びました。



 テストに使用したのは木片2個。

 1個はホワイトパイン系の色の木片。
 杉の木かな?






もう一つはレッドシダー系の木片。
表面が赤っぽい木です。





 *写真の木の色は実物と同じ色合いに調整してありますが、ご覧になられる環境によって微妙に色合いが異なるのでご了承ください。




 この2つにブライワックスを塗ってみます。
 本当はオイルステインなどで下色を付けてから塗ると深みとツヤが増すらしいです。








 まんべんなく塗った後は15分ほどで乾きます。
 揮発系の溶剤なので早いです。




 乾燥させた後にブラシで表面をこすり、木片に塗料を馴染ませます。
 それからウエスでひたすら拭き上げます。
 今回は小さいのでウェスではなくティッシュペーパーを使いました。
 ゴシゴシゴシゴシ、木目に沿って、ペーパーに色が付かなくなるまで磨きます。











 う~ん、ぱっと見、よくわからんな。(;´Д`)ノ
 少し軽く茶色が付いたかな。
 微妙に黄色っぽくなった感じ。
 木目はくっきり、ツヤは以前より増しました。
 下色を塗ればもっと違った感じになるのかしら?


 表面に傷があったのでそこにワックスが残ります。
 これがアンティーク感を醸し出すようです。

 触ってみたらよくわかるのですが、微妙にざらっとしてた表面がすべすべになっています。


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 ブライワックス単体ではよくわからなかったので、オイルステインとの組み合わせを行いました。
 オイルステイン(油性)のページで紹介した二つの木片に、ブライワックスのミディアムブラウンを乗せてみます。



 ワトコオイル:チェリーの木片



 塗装前:





 塗装後:





 いや~、驚きました。('◇')ゞ
 少し赤みがあったチェリーの色が落ち着いた深みのあるブラウンに変化しました。


 色の深みとツヤは、私の写真の腕前では残念ながら写し出すことが出来ません。
 安物コンデジだし。
 実物は全く異なる輝きです。





 カンペオイルステイン:ナチュラルの木片







 こちらはナチュラルに薄いブラウンで、木目がよく出ています。
 かすかに深みがあって優しい暖かみのある色合いになりました。








 これも光線の加減で写真ではわかりづらいのですが、無塗装の物とは光沢がまるで違います。









 オイルステイン(水性)の項目で紹介したカラーは、ブラウンを塗ると全く異なった色になってしまうので、追加でクリアを購入しました。





 クリアはご覧の通りクリーム色。
 車のワックスのようで、塗るとほぼ無色です。
 こちらの結果は上記ページに記載していますのでご参照ください。








 薄い色合いばかりのワックスではつまんないので濃い色も買いました。
 ブライワックスの中でも一番人気と言われている「ジャコビアン」(JACOBEAN)も併せて購入。

 ジャコビアンってどんな色?

 日常で聞かない色の名前です。
 言葉では言い表せませんが、茶色系の色とはちょっと異なりますがブラックでもない。
 汚れたオイル、、、自転車チェーンの真っ黒な油汚れみたいな色。

 ドブ色とでも言うかなあ・・・(;´Д`)ノ


 小木片に少しだけ塗って試験してみたんですが、他の方のホームページなどに載っている色と何だか違っていたので、「これは失敗か!!」って思ったぐらいです。



 実際にいつもの木片にきちんと塗ってみてテストしてみました。







 意外や意外。
 一番ビンテージ感が出ました。(゚Д゚;)!!
 木目もくっきりとなって色艶も一番きれい
 人気があるのがわかります。

 黒っぽいと言うより、黒い金色??
 光線を反射させると非常にきれいに輝きます。
 実物をお見せできないのが残念。








 どうです。
 微妙でしょう。(・ω・;)
 僅かにジャコビアンの方が黒っぽい色なんです。

 ビンテージワックスもしっかりと輝きが出ていますが、木目の浮き上がり具合と、ツヤの輝き具合はジャコビアンに軍配が上がります。

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 ブライワックスは全て輸入品です。
 市中の在庫が少なくなってくるとジャコビアンなどの人気カラーが入手難になります。
 入荷待ちが多くなると一缶1万円で売るような転売屋が現れます。
 ブライワックスの一番小さな缶、370ml入りはどんなに高くても3千円前後ぐらいの物です。
 3-4ヶ月もすると入荷してくるので待ちましょう。








 お馬鹿なテストもやりましたよ。( ̄▽ ̄;)


 このジャコビアンを、考えられない組み合わせで使用したらどうなるか?

 前回作った試験片からローズピンクをチョイス。
 これにジャコビアンを乗せてみました。






 あ、汚い。(>ω<)


 せっかくの試験片が台無し。
 これにやるんじゃなかった。(;´Д`)ノ





 色の濃いステイン+薄いワックス、色の薄いステイン+薄いワックスはやったけど、色の濃いステイン+濃いワックスだとどうなる?

 試験片にポアーステインのオークを塗ります。






 これにウオルナットを塗ってみました。







 磨きます。







 ぜんぜん特徴出ねーーっ!!Σ(゚д゚lll)

 ほとんど変わらねーーーっ!!



 こうなるとはあらかた予想が付いていたけど・・・・・バカか俺は?



 これらのテスト結果を踏まえていよいよ現場で使用します。


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