山の古別荘のDIY記

木部用ペンキについて

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 ご注意:
 この記事は2011年当時の事であり、コーナン社が現在でも同様に、アサヒペン社製造の塗料をコーナンオリジナルとして取り扱っているかどうかわかりません。

 記事文中に出てくるコーナンオリジナル製品の「LIFLEX」はブランド自体が変わったようで、販売終了製品となっています。。
 2016年5月に購入したコーナンオリジナルの製品は関西ペイント社製でした。


 ただいま実用試験中です。





 木部用のペンキ選択時点でいろいろと迷いました。

 油性にするか水性にするか?
 メーカーはどこがいいか?


 ウッドデッキなどに使用されているステイン系塗料で有名なのは「キシラデコール」。
 実績もあり、耐久性も抜群との評判で愛用者も多い塗料です。
 
 木材の保護塗料は油性の方が、木材への浸透性が高く、耐久性もあります。
 私は職場で何度も油性塗料を扱ってきて、シンナーでフラフラになったことが幾度もあります。
 総合的に見て扱いのしやすさと環境への影響を考慮して、あえて水性を選択しました。
 耐久性は何度もこまめに上塗りしていくことでカバーすることにします。



 ペンキ選びに重要なのが入手のしやすさ。
 近所のホームセンターで売っていないような輸入物とか特殊な物はパス。
 異なるメーカーの塗料を使うと、中の成分が異なっていて反発しあうケースもあるからです。


 塗料比較のこのページを参考にさせていただいて、決めたのがアサヒペン社の「ウッドガード」
 油性と水性とでは全く異なるだろうけど。

 関西で一般的でどこにでもあるホームセンター「コーナン」に置いてあるので入手が容易なのです。

木部用ペンキ


 とする予定だったのですが・・・

 コーナンの陳列棚を見ると、もう1種類木材保護塗料がありました。

 木部用ペンキ
  LIFELEX 木部用水性塗料。 現在は別メーカーに代わっています。


 こっちの方が安いやんか。(;゚∀゚)=3ハァハ



 で、商品詳細を読んでみると、中身はウッドガードと同じアサヒペン社製。
 コーナンが作らせてコーナンだけに売っているコーナンオリジナル品です。
 
 同じメーカーが作っているんだ、恐らく中身は同じだろう。いや、きっと同じに違いない!


 そう考えて買い物かごへポイッ、と言うか、価格の誘惑に負けてしまいこちらをチョイスしてしまいました。(;^_^A



 店頭にあった色見本では落ち着いた茶色なので選んだのだが、実際に塗ってみると・・・


木部用ペンキ


 妙に紫なんですけどぉ!

 ちっとも茶色じゃないんですけどぉ!


 ホントにこれだいじょうぶか~?




 乾いてしまうと色は落ち着いた赤茶色になって一安心しました。f(^ー^;


 *後日、ホームページの色見本を見たらこの色だった。(-""-;)
 コーナンオリジナル、LIFELEXの色見本
 


 アサヒペン ウッドガードの色見本
 木部用ペンキ

 わかりにくいですが、コーナンオリジナルの方が微妙に赤い。
 店頭の色見本はウッドガードの物でした。
 ウォルナット色か、最初からウッドガードにすべきだった。←もう遅い。



 実際に2つの製品を購入して塗り比べしたのですが、微妙に異なる製品です。
 コーナンオリジナルの方が色も粘度も薄くて水増しされたような感じ。
 乾いてしまうと色の違いはあまりわからなくなりますが、おそらくアサヒペンのウッドガードの方が耐久性も、中身の成分もしっかりしていると思います。
 値段の差の分はあるでしょう。

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 実際の耐久性・性能については、下記のページをご覧ください。
 
 ・木材水性塗料の9ヶ月目
 ・木材塗料薄れてきたよ~(約1年半)
 ・3年目の高圧洗浄


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 追記(2016年4月):

 このコーナン社ブランドの水性木材保護塗料LIFELEXの性能ですが、雨が頻繁にかかる屋外のデッキなどでは、塗膜表面の撥水能力の寿命は約1年ほどしか保ちませんでした。
 雨がそんなにかからない場所での塗装は、約5年を経過した今でも塗膜がしっかりしています。

 雨のかかる場所では、約1年ぐらいで塗装表面が薄れてきます。
 塗料自体は木材に浸透しているようで、塗膜が薄くなってきてもしばらくの間は撥水性能を保つようですが、それもプラス半年間ぐらいまで。

 塗膜が薄れてきた場所は、水がかかって拭き取ってもしっとりと濡れた感触があり、そのまま放置しておくと塗料の劣化が始まっている部分から、水分がどんどん内部へと浸透し始めます。




 デッキ板の切断面。
 塗料の浸透深さは1ミリ弱ほどでしかない。




 塗料が薄れてきたなと思ったら、重ね塗りを施すのが賢明です。

 但し、重ね塗りは従来の塗装の上に新たに塗膜を乗せるだけで、塗料が木材内部へ更に浸透していくわけではありません。
 木材表面の汚れなどのせいで浸透が理想的でなかった場合、
 最初の塗料の劣化が進んでいる場合、
 このようなケースには上から重ね塗りをしても、塗膜が剥がれやすくなり、本来の性能が発揮されにくくなることを念頭に置いてください。




 最初の塗装がうまく出来ていなかったので、洗浄すると簡単に塗膜が剥がれた箇所。




 他社製の商品や油性塗料を比較使用したことがないので言及は避けますが、水性塗料はやはり耐久性と浸透性に劣ると思えます。
 ただ、メンテナンスのしやすさ、環境や人体への配慮を考えると、水性塗料の方が格段に扱いやすいです。




 この木材はバルコニーの柱に用いられていた物です。






 長年風雨にさらされていて、クラックなどから雨水が入り込みかなりの範囲で木材腐朽が進んでおり、木材表面の層は脆くなっていました。
 ご覧のように塗膜と共に木材の表面層もいっしょにめくれてしまいます。

 こういう箇所に保護塗料を塗ると塗膜の結合が強い間の最初は水分をはじきますが、木材自体の細胞の結合が弱いため塗料がすっかり乾燥すると下地が浮いてきてめくれ上がり、塗料の性能が保てない場所でした。

 どんなに塗料の性能が良くても、下地調整が悪ければどうにもならないと反省させられた例です。




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